家族のJALマイルを合算して使う方法があります

JAL機とスカイツリー 1-3.取り方
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JALマイレージバンクで、家族のマイルを合算して特典に変えられる「JALカード家族プログラム」について説明します。一人ひとりのマイルが少なくても、まとめれば特典までたどり着けます。

航空会社のマイレージプログラムで貯めるマイルは個人単位です。飛行機に乗ったり、クレジットカードを利用したりして貯めたマイルは、ひとりひとり別々に貯まります。そのマイルを使って特典として飛行機に乗るのは貯めた本人でなくてもかまいませんが、複数の人間でまとめて貯めることはできません。
しかも、特典航空券で飛行機に乗ろうとすると、かなりのマイルが必要です。JALの場合、往復旅行に必要なマイルは最低でも12,000マイル(通常の場合)です。たとえば、飛行機に乗らず、クレジットカードの利用だけでこれだけ貯めようとすると、120万円支払わなければなりません(100円につき1マイルの場合)。
そのうえ、JALのマイルには有効期限があり、特典に変えられないと3年経過したマイルから容赦なく消滅していきます。

JALカード家族プログラム

1人分のマイルでは特典までたどり着けなくても、2人、3人のマイルを合算できれば大丈夫という場合も多いでしょう。しかし、一般的にはマイレージプログラムではそれができません。しかし、例外もあります。その例外の1つが、

JALカード家族プログラム

です。いくつかの条件を満たせば、家族が持っているマイルを合算して特典を利用することができます。
その条件とは、

  • 生計を同一にする一親等の家族

で、

  • 18歳以上であれば、JALカード会員(本会員・家族会員のどちらでも可)
  • 18歳未満であれば、JALマイレージバンク会員

です。高校生であれば、18歳でもJALマイレージバンク会員で大丈夫です。
ただし、一親等の基準として、まず親会員1人を決めます。その親会員の配偶者、両親、子と子の配偶者が対象になります。
また、親会員だけは、

  • 20歳以上のJALカード個人本会員(学生専用JALカードnavi会員を除く)

という条件がつきます。
JALマイレージバンク会員には、国内に住んでいれば誰でもなれますから、事実上、条件は

  • 18歳以上のJALカード会員

と考えて、ほぼ間違いありません。
ただし、親会員と姓が異なる場合などは、さらに条件があります。詳しいことは、JALのサイトをご覧ください。
要するに、「JALカードに入会すれば、家族のマイルを合算して使えます」ということです。通常、高校生以下はクレジットカードに入会できませんので、その年齢までは無条件で合算、カードが持てるようになったらJALカードに入ってください、ということでしょう。
条件を満たせば、JALカードの会員専用サイトからJALカード家族プログラムに登録できます。

気をつけていただきたいこと

JALマイレージバンクには「JALファミリークラブ」という似たような名前のシステムがあります。こちらは海外赴任や海外留学など、海外で生活する会員のためのプログラムです。JALカード家族プログラムとは異なります。
また、特典航空券を利用できる範囲は、原則として二親等以内です。これは、1人の持っているマイルを誰が利用できるかという話で、合算の話ではありません。一親等と二親等がこんがらがらないよう、ご注意ください。

全日空(ANA)にも同様の制度があります。このブログの「家族のANAマイルを合算して使う方法があります」で説明しています。あわせてお読みください。

家族のANAマイルを合算して使う方法があります
ANAマイレージクラブで、家族のマイルを合算して特典に変えられる「ANAカードファミリーマイル」について説明します。一人ひとりのマイルが少なくても、まとめれば特典までたどり着けます。

おわりに

JALのマイルを貯めるためには、JALカードは持っているほうが便利です。
もし、JALカードを持っていない方で、家族のマイルを合算して使いたいという場合は、入会を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、18歳以上の家族はJALカードを持たなければなりません。特に、高齢のご両親などでクレジットカードにアレルギーがある場合などは、無理しないでください。いまの日本では、クレジットカードなしでも不便はありません。クレジットカードを持ちたくないというのも立派な見識だと思います。

JAL機とスカイツリー

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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