マイルが貯まるクレジットカード:アメリカン・エキスプレス・カード

最終更新日 2021年4月6日

マイルを貯めるためにもっとも優れたクレジットカードの1つである「アメリカン・エキスプレス・カード」(アメックスカード)について説明します。このカードは、複数の航空会社のマイルに移行できること、ポイントが無期限で貯められることが特長です。
マイルを貯めるためのクレジットカードを探している方向けに、公式サイトではわかりにくいメリットやデメリットを紹介します。

他社のゴールドカード並み

このカードは、アメックスカードとしては一般カードですが、他社のゴールドカードと同レベルです。

名称 アメリカン・エキスプレス・カード
対象航空会社(プログラム) 全日空(ANAマイレージクラブ)など15航空会社
還元率 全日空(ANA)のみ1%(100円=1ポイント=1マイル)
その他0.8%(100円=1ポイント=0.8マイル)
クレジットカード年会費 13,200円(税込)
移行年会費 メンバーシップリワードプラス:1年間で3,300円(税込)
メンバーシップ・リワード ANAコース:1年間で5,500円(税込)

年会費

マイルが貯まるクレジットカードは、ほとんどすべて年会費が必要です。クレジットカード会社は、カードの利益でマイルを購入しています。したがって、年会費なしではカードを維持できません。
このカードも例外ではありません。年会費は、次のとおりです。

基本カード 13,200円(税込)
家族カード 6,600円(税込)

基本カード(本会員)が13,200円、家族カードは1枚に付き6,600円です。家族カードの利用分は、本会員のポイントとして貯まります。支払いも本会員ですので、お間違えなく・・・。

家族カードは、配偶者、両親、18歳以上の子供が対象です。家族カードの対象者には「生計を共にする」という条件が付くことが多いのですが、アメックスの場合はその条件がありません。結婚して独立した子供に持たせるケースはあまりないと思いますが、年金暮らしの両親を経済的に援助している場合は対象になります。たとえば、実家の光熱費をこのカードで支払えば、毎月コンスタントにポイントが貯まります。

家族カードの申し込みで1,000ポイントのボーナスポイントが貯まります。1回だけですが、隠れたメリットです。

家族カードの発行には審査はありません。本会員の基本カードが発行された時点で審査は終わっています。ただし、本会員の経済状態が大きく変わってしまっている場合や、家族カードの対象者が過去にアメックスから強制解約になっている場合など、特殊なケースでは発行されない可能性もあります。

ポイントプログラム

原則としてカードの利用額100円につき1ポイント貯まります。
ポイントの有効期限は、ポイントの獲得日の翌々年の3月31日まで(最長3年)ですが、一度でも交換すると無期限になりますので、あまり気にする必要はありません。

また、電気代やガス代などの公共料金も引き落とし可能ですが、ポイントが半分(200円=1ポイント)になるケースが多いようですのでご注意ください。

アメックスカードのポイントプログラムはかつては非常にシンプルな制度でしたが、段々わかりにくくなってきました。いまさら言っても仕方ありません。

メンバーシップリワード

アメックスカードでは、ポイントプログラムを「メンバーシップリワード」と呼んでいます。このメンバーシップリワードでは、すべての航空会社のプログラムに対して還元率0.5%(2,000ポイント=1,000マイル)になります。

メンバーシップリワードプラス

参加登録費3,300円(税込、年間)を支払うと「メンバーシップリワードプラス」に登録できます。登録すると、ポイントの有効期限が無期限になり、還元率が上がります。

ANA:1,000ポイント=1,000マイル(還元率1%)
その他:1,250ポイント=1,000マイル(還元率0.8%)

上がると言っても、ANAで「100円=1マイル」相当です。このブログでは、ショッピングマイルの標準的なレートを「100円=1マイル」と考えていますので、これで標準です。ANA以外のプログラムの場合は、標準以下になりますのでおすすめできません。

さらに、ANAに移行する場合は、メンバーシップリワードプラスの参加登録費とは別に、「メンバーシップ・リワード ANAコース」の参加登録費5,500円(税込、年間)も必要です。合計で8,800円(税込、年間)になります。

期間限定キャンペーン

期間限定ですが、新しくこのカードを作るときにボーナスポイントがもらえるキャンペーンを行っています。
現在のキャンペーンは、入会後3か月以内のカード利用で最大18,000ポイント獲得可能です。

  • 入会後3か月以内に1万円のカード利用で1,000ボーナスポイント
  • 入会後3か月以内に20万円のカード利用で3,000ボーナスポイント
  • 入会後3か月以内に40万円のカード利用で10,000ボーナスポイント

さらに

  • 40万円のカード利用で獲得できる通常利用ポイント4,000ポイント

詳しくは、下のバナーからアメックスの専用サイトに遷移して確認してください。カードのお申し込みも可能です。

対象航空会社

ポイント移行対象の航空会社は、次の15社(プログラム)です。
アライアンスごとに分類してみました。アライアンスについては、このブログの「ざっと知りたい!マイルの基本-アライアンス」をご覧ください。

スターアライアンス

  • 全日空(ANAマイレージクラブ)
  • スカンジナビア航空(ユーロボーナス)
  • シンガポール航空(クリスフライヤー)
  • タイ航空(ロイヤルオーキッドプラス)

ワンワールド

  • キャセイパシフィック航空(アジアマイル)
  • フィンエアー(フィンエアープラス)
  • ブリティッシュ・エアウェイズ(Executive Club)

スカイチーム

  • アリタリア-イタリア航空(ミッレミリア)
  • エールフランス・KLMオランダ航空(フライング・ブルー)
  • チャイナエアライン(ダイナスティ・フライヤー・プログラム)
  • デルタ航空(スカイマイル)

独立系

  • エティハド航空(Etihad Guest)
  • エミレーツ航空(エミレーツ・スカイワーズ)
  • カタール航空(プリビレッジクラブ)
  • ヴァージン・アトランティック航空(Flying Club)

全日空機と英国航空機

対象航空会社をこのようにアライアンスごとに分けるとうまくバランスが取れていることがわかります。

ANA以外に移行することはおすすめできませんと言いましたが、これらのプログラムのどれかでマイルを貯めていて、あと少しマイルが足りないという場合には、有効です。
還元率よりも移行できること自体が重要になります。アメックスカードのように複数のプログラムに貯められるクレジットカードは、1社に集中するためというよりも、複数のプログラムへのピンチヒッターの役割が合っています。

こういう利用方法であれば、メンバーシップリワードプラスに登録せず、2,000ポイント=1,000マイル(全社共通)のレートで交換するという選択肢もあるでしょう。

さまざまなメリット

アメックスカードは、「T&Eカード」という種類に分類されます。T&Eとは、「Travel & Entertainment(トラベル&エンターテインメント)」のことで、旅行や娯楽の分野に強みがあるカードという意味です。

これに対して、VISAやMastercardは「決済カード」と呼ばれます。加盟店数が多く、支払いに強みがあります。

アメックスやVISA、Mastercardは、クレジットカードの国際ブランドです。国際ブランドについては、このブログの「クレジットカードの国際ブランドについて解説します」をご覧ください。

アメックスカードは、旅行・娯楽の分野でさまざまな特典があります。

空港のカードラウンジ

ゴールドカードレベルですので、空港にあるカードラウンジ、国内28空港とハワイのホノルル国際空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)が利用できます。
※仁川国際空港でのラウンジサービスは2019年4月30日をもちまして終了いたしました。

空港のカードラウンジでは、出発前や乗継時間に飲み物を飲んだり、軽食を食べたりして、くつろぎながら時間調整ができます。
たとえば、成田空港の第1、第2ターミナルにあるIASS EXECUTIVE LOUNGEの室内は、こんな感じです。

naritalounge03

ソフトドリンクが飲み放題で、雑誌や新聞も置いてあります。

対象となるクレジットカードのゴールドカードを持っていると利用できます。

naritalounge02

アメックスカードも対象で、このカードでも利用できます。家族カードでも大丈夫です。
さらに、アメックスカード独自の特典として、カードの持ち主だけでなく同伴者1名も無料で利用できます。通常、同伴者は1名から有料ですので、使い方によってはかなり有利な特典です。

カードラウンジについては、このブログの「クレジットカードで入れる空港ラウンジ(カードラウンジ)」で説明しています。

海外旅行傷害保険

海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険も充実しています。
本会員だけでなく、家族カード会員であっても同様に補償されます。また、カードを持っていない場合でも、生計を同一にする親族であれば対象になります。ただし、補償額が少なくなります。

海外旅行傷害保険

障害死亡・後遺障害 最高5,000万円
障害・疾病治療 最高100万円
賠償責任 最高3,000万円
携行品損害 免責金額3,000円/1旅行中最高30万円/年間限度額100万円
救援者費用 最高200万円

カードを持っていれば自動的に補償されるわけではなく、条件が付いています。条件は、アメックスのサイトで次のように説明されています。

ご旅行前に日本国内にてカードで日本出入国のために時刻表に基づいて運行される国際航空機または国際船舶のチケットやパッケージ・ツアーの料金をお支払いになられた場合、海外旅行(カードで前述の料金をお支払いいただいた旅行に限ります。)を目的にご住居(日本国内)を出発されたときから、ご住居にお戻りになるまで、(日本国出国の前日から入国の翌日まで)の最長90日間補償されます。また、日本国内でのカードによる購入がなくても、出国後海外で初めて被保険者の公共交通乗用具のチケットの料金をカード会員がカードでお支払いになった場合も、その購入のときから住居にお戻りになるまでの最長90日間補償されます。
*海外旅行の場合においては、公共交通乗用具とは、時刻表に基づいて海外で運行されている交通乗用具のことをいいます。

要するに、航空券代やツアー代金をアメックスカードで支払っていないと保険は出ません、ということです。ちょっとケチだと思います。

国内旅行傷害保険

障害死亡・後遺障害 最高5,000万円

こちらも海外旅行の場合とほぼ同様の条件があり、航空券代やツアー代金をアメックスカードで支払っている必要があります。海外の場合は「ちょっとケチ」と書きましたが、国内旅行傷害保険では一般的な条件です。

充実したサービス

このほか、

  • 手荷物無料宅配サービス
  • エアポート送迎サービス
  • 無料ポーターサービス

など、さまざまなサービスがあります。詳しくは、アメックスの「アメリカン・エキスプレス・カード」のサイトをご覧ください。

アメリカン・エキスプレス・カード

こんな人におすすめ

  • 移行先の複数の航空会社でマイルを貯めている
  • 年会費の13,200円(税込)プラス3,300円(税込)プラス5,500円(税込)が気にならない

このカード(アメリカン・エキスプレス・カード)をお持ちでなければ、下のバナーからアメックスの専用サイトに遷移して申し込むことができます。

クレジットカードでの買物は、支払いが終了するまで借金です。借金であることをつねに頭に置いて利用してください。
マイルを貯めるために不必要な買物をしては本末転倒です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関連記事(一部広告を含む)