共通ポイントのPonta・Tカードでマイルを貯める

ポイントたまる 1-2.貯め方
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最終更新日 2019年4月19日

共通ポイントのPonta(ポンタ)やTカードを使って、JAL・ANAのマイルを貯める方法について説明します。

共通ポイントの特長

さまざまな店舗で商品を買うときに貯めたり、使ったりできる共通ポイントが増えてきました。
かつて、店舗のポイントはその店でしか貯まらない、その店でしか使えないということがほとんどでしたが、いまやどこでも貯められる共通ポイントが主流です。

この記事では、共通ポイントの中から、マイルが貯められる次の2つについて、貯め方や使い方を説明します。

  • Ponta(ポンタ)
  • Tカード

「Ponta(ポンタ)ではJALのマイル」「TカードではANAのマイル」を貯めることができます。
原則として、両方とも200円に付き1マイル、還元率は0.5%です。

このブログでは、クレジットカードの場合、還元率1%を標準とし、それ以上になるものをおすすめしています。
還元率0.5%というとそれより見劣りするように思えますが、そうではありません。共通ポイントは、クレジットカードと併用できるため、マイルを上積みして貯めることができます。

商品を買うときにクレジットカードと共通ポイントカードを両方出せば、クレジットカードのポイントと共通ポイントカードのポイントを両方もらえます。いわゆるポイントの「二重取り」です。

JALやANAのマイルを貯めるためには、1マイルたりともおろそかにはできません。貯められるものはすべて貯めましょう。

マイルを貯めるために利用するクレジットカードについては、「マイルが貯まるクレジットカード:JALカード」「マイルが貯まるクレジットカード:ANAカード」で説明しています。

マイルが貯まるクレジットカード:JALカード
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マイルが貯まるクレジットカード:ANAカード
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Ponta(ポンタ)でJALマイルを貯める

Pontaカード

「Ponta(ポンタ)でJALマイルを貯める」ためには、次の3つのステップが必要です。

Ponta(ポンタ)カードを入手する

Ponta(ポンタ)ポイントを貯める

Ponta(ポンタ)ポイントをJALマイルに交換する

これから順番に説明します。

Ponta(ポンタ)カードを入手する

「Ponta(ポンタ)でJALマイルを貯める」ためには、まずPonta(ポンタ)カードを入手するか、お使いの携帯にPontaカード(公式)アプリをインストールする必要があります。
Pontaカード(公式)アプリについては、Ponta(ポンタ)のサイト(Ponta Web)をご覧ください。

この記事では、Ponta(ポンタ)カードを利用する場合について説明します(アプリの場合も貯め方、使い方は同じです)。

Ponta(ポンタ)カードの入手は簡単です。Ponta(ポンタ)が使える店舗でもらうことができます。また、Ponta Webから申し込んだり、Ponta(ポンタ)の提携サイトから申し込んで、郵送してもらうこともできます。いずれの場合も無料です。

ただし、Ponta(ポンタ)カードのデザインは、もらう店舗それぞれのオリジナルデザインになります。Ponta Webにカードのデザインの一覧がありますので、気に入ったものがあれば、その店舗まで出かけていって入手するといいでしょう。
常に持ち歩くことになりますので、気に入ったデザインのほうが楽しいです。

Ponta(ポンタ)カードには、クレジット機能やプリペイド機能の付いたものもありますが、JALのマイルを貯める目的に適したものはありません。無料のもので十分です。

Ponta(ポンタ)ポイントを貯める

Ponta(ポンタ)カードを入手したら、Ponta(ポンタ)が使える店で支払いのときに、クレジットカードといっしょに出します。
100円に付き1ポイント貯まります。これ以外の率(例えば、200円につき1ポイント)の店もありますので注意してください。とはいっても、還元率で店を選ぶ必要はありません。あくまでもクレジットカードで貯まるマイルの補完としての意味合いが強いと考えてください。

Ponta(ポンタ)が使える店については、Ponta Webで検索できます。代表的なところでは、コンビニのローソンやファストフードのケンタッキーフライドチキンなどがあります。ローソンでは100円に付き1ポイント、ケンタッキーでは200円に付き1ポイント貯まります。

珍しい提携先としては、都市再生機構(UR、昔の住宅公団)があり、賃貸住宅の家賃の支払いで貯まります。500円に付き1ポイントと還元率はよくありませんが、通常、家賃の支払いでマイルが貯まることはありませんので貴重です。

店舗以外に、Ponta Webでゲームをして貯める方法もあるようです。Ponta Webを見ると、ポイントアップのキャンペーンなどもありますので、サイトをご覧になることをおすすめします。

Ponta Web

上の画像は、この記事を掲載した時点(2018.1.19)でのPonta Webです。

Ponta(ポンタ)ポイントをJALマイルに交換する

Ponta(ポンタ)ポイントが貯まったら、JALのマイルに交換できます。
交換は、Ponta Webにログインして行います。Ponta Webの利用手続きを行っていない場合は、あらかじめ新規利用手続きを行っておいてください。

交換には、次の2つのステップが必要です。

  1.  JMB×Ponta会員に登録する(1回だけ)
  2.  Ponta(ポンタ)ポイントをJALのマイルに交換する(毎回)

「1. JMB×Ponta会員に登録する(1回だけ)」は、最初に1回だけ行う操作です。
「2. Ponta(ポンタ)ポイントをJALのマイルに交換する(毎回)」は、交換するときに毎回行う操作です。

1. JMB×Ponta会員に登録する(1回だけ)

インターネットでPonta Webを開き、「PontaポイントからJALマイレージバンクへ交換する」のページに進むと、「この先、JMB×Ponta会員登録が必要です。」という内容があります。URLは変わる可能性がありますので、恐れ入りますが探してください。
ここから、JMB×Ponta会員に登録します。サイトの案内に沿って登録してください。

2. Ponta(ポンタ)ポイントをJALのマイルに交換する(毎回)

Ponta Webにある「PontaポイントからJALマイレージバンクへ交換する」のページから交換します。サイトの案内に沿って交換してください。

交換比率は

2ポイント→1マイル

です。100円で1ポイント貯めていれば、200円で1マイルということになります。

交換は2ポイント(1マイル)単位で可能です。これは地味ですが、すばらしい設定です。ポイントをマイルに変えるときには、1,000ポイント以上100ポイント単位など、ある程度貯まらないと交換できないケースがほとんどですが、Ponta(ポンタ)の場合は1マイルから交換できます。1ポイントも無駄にしないですみます。

Ponta Webでは、交換に要する期間を「1週間程度」としています。
この記事をアップしたあとで、実際に交換してみました。1月23日の午後10時ごろに手続きを行ったところ、翌24日にはまだでしたが、25日の昼ごろにはJALのサイトでマイルが加算されたことを確認できました。交換にかかった期間は「2日足らず」です。ただし、これはあくまでも今回の私の結果です。
公式では「1週間程度」となっています。時間にゆとりを持って手続きを行ってください。
しかし、「1週間程度」かかるとしても、かなり早いと思います。1マイル(=2ポイント)単位で交換できますので、特典航空券まであと少しだけマイルが足りないという場合にとても重宝します。

Ponta Web[Pontaカード/Pontaポイント]

TカードでANAマイルを貯める

Tカード

「TカードでANAマイルを貯める」ためには、次の3つのステップが必要です。

Tカードを入手する

Tポイントを貯める

TポイントをANAマイルに交換する

これから順番に説明します。

Tカードを入手する

「TカードでANAマイルを貯める」ためには、まずTカードを入手する必要があります。
Tカードの入手は簡単です。Tカードが使える店舗でもらうことができます。また、Tカードのサイト(Tサイト)から申し込むこともできます。ほとんど無料ですが、一部有料のものもあります。

Tカードのデザインは、店舗それぞれのオリジナルデザインになります。Tサイトにカードのデザインの一覧がありますので、気に入ったものがあれば、その店舗まで出かけていって入手するといいでしょう。
常に持ち歩くことになりますので、気に入ったデザインのほうが楽しいです。

Tカードには、クレジット機能の付いたものもありますが、ANAマイルを貯める目的に適したものはありません。クレジット機能なしのもので十分です。

Tポイントを貯める

Tカードを入手したら、Tカードが使える店で支払いのときに、クレジットカードといっしょに出します。
100円または200円に付き1ポイント貯まります。これ以外の率の店もありますので注意してください。とはいっても、還元率で店を選ぶ必要はありません。あくまでもクレジットカードで貯まるマイルの補完としての意味合いが強いと考えてください。

Tカードが使える店については、Tサイトで検索できます。代表的なところでは、レンタルサービスのTSUTAYA(ツタヤ)やコンビニのファミリーマート、ホテルチェーンの東急ホテルズなどがあります。東急ホテルズでは100円に付き1ポイント、TSUTAYA、ファミリマートでは200円に付き1ポイント貯まります。
※ドトールでも使えましたが、2019年4月19日でTポイントサービスの利用を終了しました。

珍しい提携先としては、新生銀行があり、口座の開設やサイトへのログインなどで貯まります。新生銀行のサイトへのログインで3ポイント(毎月1回のみ)や海外のATMから出金すると50ポイントなど、いろいろとおもしろい貯め方ができます。

店舗以外に、Tサイトでゲームをして貯める方法もあるようです。Tサイトを見ると、ポイントアップのキャンペーンなどもありますので、サイトをご覧になることをおすすめします。

Tサイト

上の画像は、この記事を掲載した時点(2018.1.19)でのTサイトです。

TポイントをANAマイルに交換する

Tポイントが貯まったら、ANAのマイルに交換できます。
交換は、Tサイトにログインして行います。Tサイトの利用登録を行っていない場合は、あらかじめ利用登録を行っておいてください。
ANAのお客様番号をあらかじめ登録する必要はありません。交換するときに入力します。

Tサイトにある「Tポイント交換」のページから交換します。サイトの案内に沿って交換してください。

交換比率は、

500ポイント→250マイル

です。500ポイント以上500ポイント単位で交換できます。つまり、次のように交換できます。

500ポイント→250マイル
1,000ポイント→500マイル
1,500ポイント→750マイル
2,000ポイント→1,000マイル
・・・

最低でも500ポイント貯まらないと交換できません。

Tサイトでは、交換に要する期間を「2~3日程度」としています。
この記事をアップしたあとで、実際に交換してみました。1月23日の午後10時ごろに手続きを行ったところ、翌24日の午後10時ごろにはANAのサイトでマイルが加算されたことを確認できました。交換にかかった期間は「1日未満」でした。ただし、これはあくまでも今回の私の結果です。
公式では「2~3日程度」となっています。時間にゆとりを持って手続きを行ってください。
それにしても、「2~3日程度」は非常に早いでしょう。急に特典を取りたくなったときに重宝すると思います。

Tサイト[Tポイント/Tカード]

共通ポイントは全部貯めましょう

クレジットカードや電子マネーは、どんどん使える店が増えています。どのクレジットカード、電子マネーでも使えるという店も多くなってきました。
したがって、クレジットカードや電子マネーは、使うカードを1枚に絞るほうが、よりマイルを貯めやすくなります。

これに対して、共通ポイントも使える店舗をどんどん増やしていますが、どちらでも使える店というのはほとんどありません。
例えば、大手のコンビニであれば、Ponta(ポンタ)が使えるのはローソンだけ、Tカードが使えるのはファミリーマートだけです。セブンイレブンでは、どちらも使えません。

ローソンの店頭には、Ponta(ポンタ)が使えることを比較的大きなデザインで掲示しています。

ローソン店頭の掲示(Pontaあり)

Tポイントはありません。電子マネーなどはまとめて掲示しています。

ローソン店頭の掲示(Tカードなし)

ファミリーマートの店頭では、Tカードについて大きく掲示しています。

ファミマ店頭の掲示(Tカードあり)

Ponta(ポンタ)はありません。電子マネーなどはまとめて掲示しています。

ファミマ店頭の掲示(Pontaなし)

これは、共通ポイントが客の囲い込みを目的にしているからです。「囲い込み」とは、Ponta(ポンタ)を使いたいからファミリーマートではなくローソンに行く、Tカードを使いたいからローソンではなくファミリーマートに行くというように、客を自分の店に誘導することです。

利用者としては、できるだけ自分がポイントを貯めている方の店に行くことになりますが、いつもいつもローソンだけ、ファミリーマートだけというわけにもいきません。現状では、両方のカードを持ち、両方のポイントを貯めていくのが賢明です。

幸いクレジットカードと違って、ポイントカードには維持費はかかりません。自分が貯めていない方のポイントでも使い道はいろいろとあります。貯まればラッキーという程度の気持ちで貯めていってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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