マイルが貯まるクレジットカード:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

最終更新日 2021年7月9日

マイルを貯めるためにもっとも優れたクレジットカードの1つである「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」(アメックスプラチナカード)について説明します。このカードは、複数の航空会社のマイルに移行できること、センチュリオン・ラウンジを始めとしたさまざまな空港ラウンジが利用できること、ポイントが無期限で貯められることが特長です。
マイルを貯めるためのクレジットカードを探している方向けに、公式サイトではわかりにくいメリットやデメリットを紹介します。

名称 アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
対象航空会社(プログラム) 全日空(ANAマイレージクラブ)など17航空会社
還元率(最大の場合) 全日空(ANA)1%(100円=1ポイント=1マイル)
日本航空(JAL)0.4%(100円=1ポイント=0.4マイル)
その他0.8%(100円=1ポイント=0.8マイル)
クレジットカード年会費 143,000円(税込)
家族会員は4名まで無料

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードとは

アメックスの上級カードのひとつであり、あらゆるクレジットカードの最上級カテゴリーに位置するカードです。
その分、年会費は143,000円(税込)と、非常に高額です。以前は招待制で、アメックスからのインビテーション(招待状)が届いた人だけが申し込めるカードでしたが、現在は申込制になり、誰でも申し込めるようになりました。もちろん、審査は厳格です。公式サイトによれば

カード発行に際しては、アメリカン・エキスプレス所定の審査があります。ご希望に添えない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

とのことです。

カードはメタル製で、高額な年会費にふさわしい重厚なもので(基本会員だけですが)、もちろん、特典も充実しています。

私(このブログの筆者)も以前、このカードを持っていました。現在は持っていませんが、とてもいいカードでした。解約した理由は、このカードに問題があったからではなく、いろいろなカードを使ってみたいという筆者の個人的な理由です。

さまざまな特典

ファイン・ホテル・アンド・リゾート

アメックスを通して予約した場合に限られますが、国内外1,000カ所以上のホテルで、「部屋のアップグレード」「無料の朝食サービス」などの特典を受けられます。「ホテルオリジナル特典」もあり、例えば、私が「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」で利用したイタリア・ベネチアのホテル・ダニエリでは、ロビーのラウンジでホテルオリジナルのアフタヌーンティーをサービスしていただきました(あくまで一例です。現在は、優待内容が変わっています)。

フリー・ステイ・ギフト

毎年(2年目以降)、数万円相当の国内ホテルペア宿泊券がプレゼントされます。

プラチナ・コンシェルジェ・デスク

旅の準備やレストランの予約など、さまざまな相談や要望に対応してくれる「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」が、いつでも利用できます。

上級カードを持つことの最大のメリットは、電話で相談できることです。人が対応してくれますので、カード会社には負担がかかるため、ゴールドクラスのカードでは、対応時間が短縮されたり、制度自体が廃止されたりしていますが、さすがにこのカードでは24時間365日対応になっています。

また、「プラチナ・カード・アシスト」というサービスもあり、海外旅行中になにかトラブルがあったときには、コレクトコール(またはトール・フリー)で相談できます。私も利用したことがあります。北京のホテルでチェックアウト時にトラブルがあり、段々話がややこしくなってきたので、日本のアメックスまでコレクトコールで電話し、通訳していただきました。おかげで無事、解決できました。かなり長い時間、間に入っていただいたので、通話料金は高額になったのではないかと思いますが、助かりました。

年会費

年会費は高額です。

基本カード 143,000円(税込)
家族カード 4枚まで無料

基本カード(本会員)が143,000円(税込)です。家族カードは、4枚まで無料で発行され、本会員のポイントとして貯まります。

家族カードは、配偶者、両親、18歳以上の子供が対象です。家族カードの対象者には「生計を共にする」という条件が付くことが多いのですが、アメックスの場合はその条件がありません。結婚して独立した子供に持たせるケースはあまりないと思いますが、年金暮らしの両親を経済的に援助している場合は対象になります。たとえば、実家の光熱費をこのカードで支払えば、毎月コンスタントにポイントが貯まります。

家族カードの発行には審査はありません。本会員の基本カードが発行された時点で審査は終わっています。ただし、本会員の経済状態が大きく変わってしまっている場合や、家族カードの対象者が過去にアメックスから強制解約になっている場合など、特殊なケースでは発行されない可能性もあります。

ポイントプログラム

原則としてカードの利用額100円につき1ポイント貯まります。

ポイントの有効期限は最長3年ですが、メンバーシップリワードプラスに登録すると、無期限になりますので、あまり気にする必要はありません。

また、電気代やガス代などの公共料金も引き落とし可能ですが、ポイントが半分(200円=1ポイント)になるケースが多いようですのでご注意ください。

アメックスカードのポイントプログラムはかつては非常にシンプルな制度でしたが、段々わかりにくくなってきました。いまさら言っても仕方ありません。

メンバーシップリワード

アメックスカードでは、ポイントプログラムを「メンバーシップリワード」と呼んでいます。このメンバーシップリワードでは、航空会社のプログラムに対して原則として還元率0.5%(2,000ポイント=1,000マイル)になります。ただし、JALのみ還元率約0.33%(3,000ポイント=1,000マイル)です。

メンバーシップリワードプラス

さらに、「メンバーシップリワードプラス」に登録すると、ポイントの有効期限が無期限になり、還元率が上がります。
ゴールド以下のカードでは参加登録費が必要ですが、このカードでは無料です。無料ですが自動登録ではありませんので、カードが届いたら、必ず登録しましょう。

ANA:1,000ポイント=1,000マイル(還元率1%)
JAL:2,500ポイント=1,000マイル(還元率0.4%)

その他:1,250ポイント=1,000マイル(還元率0.8%)

上がると言っても、ANAで「100円=1マイル」相当です。このブログでは、ショッピングマイルの標準的なレートを「100円=1マイル」と考えていますので、これで標準です。ただし、以下で説明する「ボーナスポイント」対象加盟店で利用すると還元率が上がります。

また、ANAに移行する場合は、メンバーシップリワードプラスの参加登録費とは別に、「メンバーシップ・リワード ANAコース」の参加登録費5,500円(税込、年間)も必要です。こちらの登録費は、このカードでも必要です。

ボーナスポイント

「ボーナスポイントプログラム」に登録すると、特定の加盟店やサービスの支払いにボーナスポイント2ポイントが加算され、ポイントが3倍になります。対象加盟店には、Yahoo! JAPANサービス(ヤフーショッピング、PayPayモールなど)やAmazon.co.jpなどがあります。対象になる加盟店をよく利用する場合は、還元率が上がりますので、お得です。

「メンバーシップリワードプラス」に登録したうえで、「ボーナスポイントプログラム」に登録する必要がありますのでご注意ください。

入会特典

新しくこのカードを作ると、40,000マイル相当のボーナスポイントがもらえます(一定の条件があります)。詳しくは、下のバナーからアメックスの専用サイトに遷移して確認してください。カードのお申し込みも可能です。

対象航空会社

ポイント移行対象の航空会社は、次の17社(プログラム)です。
アライアンスごとに分類してみました。アライアンスについては、このブログの「ざっと知りたい!マイルの基本-アライアンス」をご覧ください。

スターアライアンス

  • 全日空(ANAマイレージクラブ)
  • スカンジナビア航空(ユーロボーナス)
  • シンガポール航空(クリスフライヤー)
  • タイ航空(ロイヤルオーキッドプラス)

ワンワールド

  • 日本航空(JALマイレージバンク)
  • キャセイパシフィック航空(アジアマイル)
  • フィンエアー(フィンエアープラス)
  • ブリティッシュ・エアウェイズ(Executive Club)
  • カンタス航空(カンタス・フリークエントフライヤー)

スカイチーム

  • アリタリア-イタリア航空(ミッレミリア)
  • エールフランス・KLMオランダ航空(フライング・ブルー)
  • チャイナエアライン(ダイナスティ・フライヤー・プログラム)
  • デルタ航空(スカイマイル)

独立系

  • エティハド航空(Etihad Guest)
  • エミレーツ航空(エミレーツ・スカイワーズ)
  • カタール航空(プリビレッジクラブ)
  • ヴァージン・アトランティック航空(Flying Club)

対象航空会社をこのようにアライアンスごとに分けるとうまくバランスが取れていることがわかります。

ANA以外に移行するレートはあまりよくありませんが、これらのプログラムのどれかでマイルを貯めていて、あと少しマイルが足りないという場合には、有効です。
還元率よりも移行できること自体が重要になります。アメックスカードのように複数のプログラムに貯められるクレジットカードは、1社に集中するためというよりも、複数のプログラムへのピンチヒッターの役割が合っています。

空港ラウンジ

このカードでは、利用できる空港ラウンジも充実しています。アメックスのサイトで次のように説明されています。

アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション®
世界1,200ヶ所以上の空港ラウンジがご利用できます。プラチナ・カード会員様専用の「センチュリオン・ラウンジ」をはじめ、「デルタ スカイクラブ」、「プライオリティ・パス・ラウンジ」など世界中の空港でご搭乗までのお時間をゆったりとお過ごしください。
【7つのラウンジ・プログラム】
センチュリオン・ラウンジ
インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ
プライオリティ・パス
デルタ・スカイクラブ
エスケープ・ラウンジUS
エアスペース
プラザ・プレミアム・エアポート・ラウンジ

次の画像は、アメリカのサンフランシスコ国際空港にあるセンチュリオン・ラウンジです。

次は、シアトル・タコマ国際空港にあるセンチュリオン・ラウンジです。

現在はこのカードを持っていませんので、中には入れませんでした。外観だけですみません。

Priority Pass(プライオリティ・パス)については、このブログの「Priority Pass(プライオリティ・パス)を持っていれば、空港のラウンジに入れます」で説明していますので、あわせてお読みください。

付帯保険

海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険などのカードに付帯した保険も充実しています。
本会員だけでなく、家族カード会員であっても補償されます。また、カードを持っていない場合でも、生計を同一にする親族であれば対象になります。ただし、家族カード会員や親族の場合は、補償額が少なくなります。以下のリストは、本会員の補償額です。

海外旅行傷害保険

障害死亡・後遺障害では、旅行代金をあらかじめこのカードで支払っているかどうかによって補償額が異なります。

障害死亡・後遺障害 (カードで支払っている場合)最高1億円
(カードで支払っていない場合)最高5,000万円
障害・疾病治療 最高1,000万円
賠償責任 最高5,000万円
携行品損害 免責金額3,000円/1旅行中最高100万円
救援者費用 最高1,000万円

旅行代金を支払っていなくても十分な内容ですが、このカードを持っているのであれば、支払っておいた方がお得です。

国内旅行傷害保険

国内旅行の場合は、航空券代やツアー代金をこのカードで支払っている必要があります。国内旅行傷害保険では一般的な条件です。

障害死亡・後遺障害 最高1億円
入院保険金 日額5,000円
手術保険金 最高20万円
通院保険金 日額3,000円

条件については、アメックスのサイトで次のように説明されています。

旅行代金とは、国内旅行の場合、公共交通乗用具、宿泊料金、宿泊を伴う募集型企画旅行(パッケージ・ツアー)の料金をいいます。海外旅行の場合、日本出入国のために時刻表に基づいて運行される国際航空機または国際船舶のチケットやパッケージ・ツアーの料金をいいます。

ホームウェア・プロテクション

お使いの電化製品やパソコン・カメラなどが壊れたときに、購入金額の全額~半額(使用年数によります)を補償する保険です。このカードで購入した製品でなくても対象になります。

こんな人におすすめ

  • 年会費14万3千円(税込)プラス5,500円(税込)を支払う価値があると思った
  • 海外の空港でラウンジを利用したい
  • 移行先の複数の航空会社でマイルを貯めている
  • 電化製品がよく壊れる

このカード(アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード)をお持ちでなければ、下のバナーからアメックスの専用サイトに遷移して申し込むことができます。

クレジットカードでの買物は、支払いが終了するまで借金です。借金であることをつねに頭に置いて利用してください。
マイルを貯めるために不必要な買物をしては本末転倒です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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