ドイツ・フライブルク・ヴォーバン住宅地

ドイツ・フライブルクの中心市街地から南に少し行ったところにヴォーバン(Vauban)という住宅地があります。住宅地内に自動車をできるだけ入れないという考え方で作られた街です。商業地区ではないのでトランジットモールではありませんが、目指すところは同じです。

街の入り口

街の入り口には、次のような道路標識があります。

街の入り口の標識

住宅地で車と人が共存しているイラストの標識です。行き止まりであることも示されていて、単なる通り抜け車両は入ってこない構造になっています。同じイラストは道路にも描かれていました。

路上の標識

ほとんどの入り口には次のような柵があり、自動車は入れないようになっています。歩行者と自転車の空間です。

柵で車をストップ

エコロジー

もちろん住民が自家用車を持っていないわけではありません。駐車場は地区の端にあります。住宅に併設されてはいません。荷物を運び込むときなどに家の前まで車を持ってくることは可能ですが、そのまま置いておくことはできません。車を地区内に乗り入れる場合は最徐行です。

この地区には、路面電車(トラム)が来ていて、中心市街地まで10分程度です。自家用車がなくても不便はありません。中心市街地はトランジットモールになっていますので、ここに住んでいれば、自動車に邪魔されず、生活も買物もできます。車を運転できなくなった高齢者や、小さい子どもが生活する空間として最適です。

フライブルクのトラム

上の写真の右側がヴォーバンの住宅地です。歩行者専用を示す道路標識(親子のイラスト)も見えます。

この地区は、500メートル四方程度の範囲だったように思います(厳密な数字ではありません)。行く前に想像していたより狭いという印象でしたが、静かで落ち着いた住宅地でした。

ヴォーバンでは、車が入ってこないということだけではなく、エネルギー消費の少ない住宅や太陽光発電といったエコロジーの面でもいろいろな取り組みを行っているそうです。デザインの点でもユニークな住宅が多くありました。緑も多く、自然豊かという表現があいます。トラムの路面も芝生で覆われ、緑化されています。

路上に子どもの落書き

道路で安心して子どもたちが遊んでいる証拠として、何箇所か道路に落書きがありました。

子どもの落書き

道路に落書きをしていいかという問題はあるにせよ、子どもが安心して道路に落書きできるような街に住みたいものだと思います。

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