石川 金沢

石川県の県庁所在都市である金沢市の「横安江町商店街」という全長330メートルの商店街がトランジットモールになっています。トランジットモール内は、歩行者と自転車、それに「金沢ふらっとバス(此花ルート)」というコミュニティバスだけが通行可能です。

横安江町商店街

下の地図で、「安江町北」交差点から南に進み、県道13号線までの範囲がトランジットモールです。

「安江町北」交差点は、下の画像です。ここからトランジットモールになります。

横安江町商店街入り口

トランジットモールの終了地点は、下の画像です。ここまでがトランジットモールになっています。

横安江町商店街出口

中央のバスは、トランジットモールから出る金沢ふらっとバスです。

横安江町商店街

「横安江町商店街」は、現在、北陸新幹線の終点になっている金沢駅から南東方向に歩いて10分ほどのところにあります。

「金沢ふらっとバス(此花ルート)」に乗れば、金沢駅から4つ目のバス停(東別院表参道口)が入り口になります。バス停で降りずそのままバスに乗っていれば、トランジットモール内を走っていくことができます。

次の動画は、トランジットモール内を金沢ふらっとバスの車内から撮影したものです。音声はありません。動画が重かったら、申し訳ありません。

管理人が訪れたのは平日の昼前ですが、地元の人や観光客がかなり歩いている様子がわかります。

通りの途中には立派な寺院(浄土真宗大谷派 金沢教区金沢別院)があり、商店街は江戸時代にこの寺の門前町として発達したとのことです。横安江町商店街を「金澤表参道」と表現することもあります。

金沢教区金沢別院

長い歴史のある商店街で、以前はアーケードもあり、その当時からバスが走っていました。現在では、アーケードは撤去され、明るい商店街になっています。

全長は330メートルです。商店街の中の電柱に、「金澤表参道の長さ≒東京タワーの高さ」と掲示されていました。

金澤表参道の長さ≒東京タワーの高さ

東京タワーの高さは333メートルですからほぼ同じ(≒)です。

このほか、次のような掲示もありました。

江戸時代から商店街やってます

このような面白い掲示物がたくさんあるのは、商店街としての活動が活発だからでしょう。それが、トランジットモールを実施することにもつながっているのだと思います。

金澤表参道(横安江町商店街)

金沢ふらっとバス

金沢ふらっとバスは、金沢市が運行するコミュニティバスです。
下の画像は、車内に置いてあった時刻表です。

金沢ふらっとバス 時刻表

これによると、金沢ふらっとバスは、「『ふらっと』乗れる気軽さと、段差のない『Flat』なバスにちなんで名付けられました。」とのことです。
此花ルート、菊川ルート、材木ルート、長町ルートの4路線があります。
トランジットモール内を走るのは「此花ルート」です。トランジットモール内は「フリー乗降区間」で、どこでも乗り降りできます。

商店街乗降自由

もちろんバス停もあります。

「東別院」バス停

朝8時半ごろから夜7時ごろまで15分間隔で運行されています。
さきほどの時刻表の裏側は、次のようなルートマップになっています。

金沢ふらっとバス ルートマップ

金沢城を中心として市の中心部をくまなく走っています。これが15分おきにくれば、相当に便利でしょう。

下の画像は、管理人が乗ったときの車内の様子です。地元の人と観光客で満員でした。

金沢ふらっとバス 満員

料金は、大人100円、小人50円です。長町ルート以外の3ルートでは、地元の交通系ICカードである「北陸鉄道ICカード(ICaアイカ)」が使えます。
交通系ICカードの全国相互利用サービスには加わっていませんので、SuicaやICOCAといった他の地域のカードは使えません。旅行者はすなおに現金で払いましょう。

交通系ICカードの全国相互利用サービスについては、ブログの「交通系ICカード「全国相互利用サービス」で乗れる電車・バスをすべて紹介します」をご覧ください。

ふだん使っているSuica(スイカ)などの交通系ICカードは、旅先でもけっこう役に立ちます。 交通系ICカードの相互利用が進み、いつものカードで全国各地の電車やバスに乗れるようになってきました。 これを交通系ICカードの「全国相互利用サービス」といいます。 とはいっても、まだ、全国どこでも大丈夫というわけにはいきません...

金沢と同じく商店街がトランジットモールになっている前橋の「銀座通り一丁目商店街」でも、走っているのはコミュニティバスです。コミュニティバスは小型のものが多いので、歩行者と共存するのに向いているのでしょう。

金沢ふらっとバス トップページ

トランジットモールを示す標識

商店街の両側の入り口には、「この街路は自転車と歩行者の道路です」と書かれた標識が置かれています。

この街路は自転車と歩行者の道路です

また、次のような標識もありました。

生活道路

トランジットモールであることを、このような文章で説明しています。

生活道路

特別な用件がない自動車(原付含む)は通行ご遠慮ください

金沢市
金沢東警察署

商店街に住んでいる人の車の出入りがあるため、路線バス以外の自動車が通ることもありました。しかし、トランジットモールであることはよくわかっていますので、最徐行で通り抜けていました。歴史があり、市民に浸透しているようで、それ以外の通過車両は見かけませんでした。

両方の入り口にトランジットモールを示す標識が置かれていること、また路面が一般の車道とは異なる色で舗装されていることによって、一般のドライバーにも進入禁止であることがわかりやすくなっていると感じました。

境界線が明確

管理人が訪れたときには、観光客でにぎわっていました。しかし、金沢駅と反対側の入り口付近は有名な近江町市場にも近いため観光客がいましたが、金沢駅側にはあまり人がいなかったのが少し残念でした。

(2017年3月訪問)

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