「広島港(宇品)」停留所では、船やバスから路面電車に乗り換えられます。自家用車や自転車も利用しやすくなっています。
そんな「広島港(宇品)」停留所について紹介します。
広島電鉄の路線網は、JR広島駅を基点として広がっています。地図の東西南北で言うと、「広島駅」停留所が北東端、反対側の終点である「広電宮島口」停留所が南西端になります。
「広島港(宇品)」は、広島駅のほぼ真南、路線網の南端の停留所になります。
大きな停留所
運行本数が多いためでしょうが、2面3線の大きな停留所で、ABCの3つのホームがあります。
終点なので、いわゆる頭端式です。
上の写真では、3台の路面電車が並んでいます。その向こうにはバスもいます。
上から眺めると、下の写真のようになります。
ホームの長さに余裕があり、2編成が縦に並ぶこともあります。
1系統、3系統、5系統が乗り入れていて、広島駅や中心市街地、西広島駅と直接結ばれています。広島駅まで30分ちょっとです。
広島港と一体
広島港宇品旅客ターミナルが、路面電車の停留所やバスターミナルと一体として建設されています。
広島港には、瀬戸内海の対岸である四国の松山と結ぶ航路があります。また、宮島や江田島とも結ばれています。
船を降りると、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で書かれた「ようこそ広島へ」という看板があり、その下に「タクシーのりば」「バスのりば」「電車のりば」の方向がイラストで示されています。出口を抜ければ、すぐにバスや路面電車に乗り換えられます。
ターミナルの反対側はすぐに海です。
ターミナルはバリアフリーで設計されていて、船を降りてから路面電車まで、段差なく進むことができます。
駐車場・駐輪場
広い道路をはさんだ反対側には、駐車場も整備されています。
駐輪場もあります。
駐車場、駐輪場とも、船に乗る客だけではなく、路面電車で市内に向かうときに置いておくパークアンドライドとしても利用されているのではないかと思います。
おわりに
ある意味、理想的な停留所です。私が訪れたときにあまり人がいなかったせいもありますが、ゆったりとして乗り換えやすい構造でした。
しかし、人が少ないというのも良し悪しです。単なる旅行者としては人が少ないほうが楽ですが、いささかさびしく感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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