交通系ICカードで乗れる路面電車一覧

最終更新日 2021年10月10日

観光で訪れた土地で路面電車を利用するときに、手持ちの交通系ICカード(Suicaなど)が使えると便利です。小銭を用意したり、金額を確認したりする手間がありません。
現在では多くの路面電車で交通系ICカードが使えますが、他の地域のカードが使えるかどうかについてはそれぞれ異なります。
この記事では、路面電車で使える交通系ICカードについて説明します。

路面電車に限らず、日本全国のどの交通機関で、どのカードが利用できるかについては、「交通系ICカード、自分のカードでどの電車・バスに乗れるのか一覧表で説明します」「交通系ICカード「全国相互利用サービス」で乗れる電車・バスをすべて紹介します」で説明しています。あわせてお読みください。

路面電車での交通系ICカードの相互利用状況

路面電車で手持ちの交通系ICカードが利用できるかについては、次のように分類できます。

  1. 「全国相互利用サービス」対象カードを導入している
    ※「都電荒川線」など
  2. 独自の交通系ICカードを導入しているが、「全国相互利用サービス」対象カードも使える
    ※「札幌市電」など
  3. 独自の交通系ICカードを導入していて、他のカードはほぼ使えない
    ※「鹿児島市電」
  4. 独自の交通系ICカードを導入していて、他のカードはまったく使えない
    ※「伊予鉄道市内線」など
  5. 交通系ICカードは使えない
    ※「万葉線」など

旅行者にとって便利なのは、1と2のタイプです。3、4、5のタイプは不便です。交通系ICカードを導入していても、その地域しか利用できなくては、そのためだけに買って利用するわけにもいきません。今後使えないカードを購入するのは、一部のカード収集家だけでしょう。

全国相互利用サービス

次の10の交通系ICカードは、「全国相互利用サービス」を実施していて、お互いの地域で利用可能です(上の分類の「1」)。これらのカードのどれかを持っていれば、他の地域でもそのまま使える可能性があります。

  • Kitaca(北海道旅客鉄道株式会社)
  • PASMO(株式会社パスモ)
  • Suica(東日本旅客鉄道株式会社)
  • manaca(マナカ)(株式会社名古屋交通開発機構及び株式会社エムアイシー)
  • TOICA(東海旅客鉄道株式会社)
  • PiTaPa(株式会社スルッとKANSAI)
  • ICOCA(西日本旅客鉄道株式会社)
  • はやかけん(福岡市交通局)
  • nimoca(株式会社ニモカ)
  • SUGOCA(九州旅客鉄道株式会社)

また、独自の交通系ICカードを導入しているが、「全国相互利用サービス」対象カードは使える地域もあります(上の分類の「2」)。

路面電車で使える交通系ICカード

2021.5.20時点で、全国18か所の路面電車でどういう交通系ICカードが利用できるかについて一覧にまとめました。

ICカード名 ICカードの相互利用 分類
札幌市電 SAPICA(サピカ) 「全国相互利用サービス」対象カードが利用可能
ただし、「SAPICA(サピカ)」は他の地域では利用できない
2
函館市電 ICAS nimoca(イカすニモカ) 「全国相互利用サービス」対象カード 1
都電荒川線 PASMO(パスモ) 「全国相互利用サービス」対象カード 1
東急世田谷線 PASMO(パスモ) 「全国相互利用サービス」対象カード 1
豊橋鉄道市内線 manaca(マナカ) 「全国相互利用サービス」対象カード 1
富山地方鉄道市内線 ecomyca(えこまいか)・passca(パスカ) 「全国相互利用サービス」対象カードが利用可能
ただし、「ecomyca(えこまいか)」「passca(パスカ)」は他の地域では利用できない
※2021年10月10日から、Suica(スイカ)など「全国相互利用サービス」対象の交通系ICカードが利用できるようになりました。
※富山市内路面電車の南北接続で富山ライトレールが富山地鉄市内線に吸収されたため、passcaの新規販売は終了しています。
2
万葉線 なし なし 5
福井鉄道 なし なし 5
京阪電気鉄道大津線 PiTaPa(ピタパ) 「全国相互利用サービス」対象カード 1
嵐山電鉄 らんでんカード 「全国相互利用サービス」対象カードが利用可能
ただし、「らんでんカード」は他の地域では利用できない
2
阪堺電車 PiTaPa(ピタパ) 「全国相互利用サービス」対象カード 1
岡山電気軌道 ハレカカード 「全国相互利用サービス」対象カードが利用可能
ただし、「ハレカカード」は他の地域では利用できない
2
広島電鉄 PASPY(パスピー) 「全国相互利用サービス」対象カードが利用可能
ただし、「PASPY(パスピー)」は他の地域では利用できない
※2018年3月17日から、「全国相互利用サービス」対象の交通系ICカードが利用できるようになりました。
2
伊予鉄道市内線 ICい~カード なし 4
とさでん交通 ですか なし 4
長崎電気軌道 nagasaki nimoca(ナガサキニモカ 「全国相互利用サービス」対象カードが利用可能
※2020年3月22日(日)にnagasaki nimoca(ナガサキニモカ)がスタートし、全国相互利用サービス対応の交通系ICカード(Suicaなど)が使えるようになりました。
1
熊本市電 でんでんnimoca 「全国相互利用サービス」対象カード 1
鹿児島市電 ラピカ(Rapica) 同じ地域の「いわさきICカード」のみ 3

※「分類」は、上の「路面電車での交通系ICカードの相互利用状況」での説明内容による

路面電車には分類されませんが、江ノ電と熊本電鉄についても掲載しておきます。

江ノ電 PASMO(パスモ) 「全国相互利用サービス」対象カード 1
熊本電鉄 くまもんのICカード 「全国相互利用サービス」対象カードが利用可能
ただし、「くまもんのICカード」は他の地域では利用できない
2

 

PASPYカードリーダー

おわりに

まとめてみると、ほとんどの路面電車で交通系ICカードを導入していることがわかります。ただ、独自のカードだけが利用できるケースも多いため、旅行者にはまだまだ不便です。独自のカードを導入することは大事だと思いますが、同時に相互利用できるようにしていただきたいと思います。

この記事の内容は確認時点(2021.5.20)のものです。交通系ICカードの導入と相互利用は、これからも進んでいくでしょう。ご利用の際は、最新の情報を確認してください。

交通系ICカードについては、この記事以外に

がありますので、あわせてお読みください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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