私は、2017年8月21日(現地時間、日本では22日)にアメリカで皆既日食を見ました。
観測場所は、アメリカの北西部、オレゴン州にあるモンマス(Monmouth)という町です。この町の中心部のすぐ南を皆既の中心線が通っています。
皆既日食の前日と当日のモンマスの様子を紹介します。
モンマス(Monmouth)とは
モンマスは、オレゴン州最大の都市であるポートランドから南に車で1時間ほど行った、人口1万人ほどの小さな町です。セイラムという市のすぐ南に位置しています。
ふだんは静かなアメリカの田舎町(失礼)だと思いますが、皆既日食で非常に盛り上がっていました。観光客の姿も多かったのですが、それ以上に地元の人の盛り上がりが激しかったように思います。

当日は、みんなお休み
町中の商店では、日食グッズが売られていました。

皆既日食関連のイベントを紹介するポスターもあちこちに貼られていました。

しかし、商店は皆既日食の当日はお休みです。

商店だけでなく、一般のオフィスもお休みです。

City Hall(市役所)も午前中はお休みで、午後1時からオープンです。

いたるところに上の画像のようなお知らせが貼られ、8月21日は皆既日食のためお休みします、と書かれていました。
自分が住んでいたり、働いていたりする町で皆既日食が見られるのですから、働いている場合ではありません。
皆既日食の前日
町の中心にある公園が、皆既日食の観測場所として用意されていました。
広場があり、地元の人や観光客が、前日から椅子やシートを持ち込んで思い思いにくつろいでいました。
夜には、ここでコンサートが開かれました。下の画像では、まだ準備中です。

仮設トイレも設置され、準備万端です。

ただし、ここで宿泊することは禁止です。

皆既日食の当日
私が泊まったモーテルの隣に、朝から営業しているレストランがあったのですが、朝の6時半に行列ができていました。

深夜のうちに各地からモンマスに集まってきた人たちでしょう。この時点で、日食の開始まで3時間足らずです。
町の中心にある公園にも、人が集まり、もうすぐ始まる皆既日食を待っていました。

地元のテレビ局のものらしい車も来ていました。

皆既日食の様子については、このブログの「現地から緊急報告:アメリカ横断皆既日食、ばっちり見えました」や「アメリカ横断皆既日食の気温の変化を記録しました」をご覧ください。



皆既日食が終わると、すぐに渋滞が始まりました。みなさんいっせいに帰路につきます。
道路沿いのレストランも大混雑です。

ふだんであれば、こんな混雑は絶対にないところだと思います。
次の画像は、宴のあと、といった雰囲気です。

おわりに
皆既日食ではないときにまた訪れてみたい町でした。ふだんは静かで落ち着いたところだろうと思います。
日本食のレストランもありました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

