おすすめの日本酒:ど(白瀑・しらたき)・今日の一本

日本酒「ど(白瀑・しらたき)」 4-3.日本酒
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秋田県の日本酒「ど」を飲みましたので、ご紹介します。

日本酒「ど(白瀑・しらたき)」

私の買値(一升瓶):2,468円(税込)

製造年月は、2017年12月です。

製造年月は2017年12月

商品名は「ど」、一文字です。山本合名会社という酒蔵さんが作る「白瀑」というシリーズの一本です。「白瀑」は「しらたき」と読みます。なかなか読めないと思います。
この酒蔵さんには、社名を付けた「山本」というシリーズもあります。

開栓注意

飲み終わってから撮影しましたので、透明な瓶の写真しかありませんが、開栓前は真っ白な酒でした。「活性にごり酒」、まあ「どぶろく」です。

酒蔵さんのサイトには、次のような記述があります。

にごり酒市場に新風を巻き起こした活性にごり酒。平成16年の経営状態が厳しい頃に仕込んでる途中の純米酒を早く現金化しようと、嫌がる杜氏を説得して網目の粗いザルで濾して瓶詰めしました。まだ酵母が元気な頃でしたので、出荷後に噴出事件が続出してクレームの雨嵐でしたが、その後、仕込み配合や瓶詰めのタイミングなどを工夫して活性を抑制して、冬の人気商品になりました。

「嫌がる杜氏を説得」あたりが面白いですが、気をつけなければならないのが「噴出事件が続出」の部分でしょう。この説明では、現在のものはかなり改善しているようですが要注意です。

この商品に限りませんが、活性にごり酒は瓶詰めされた後も発酵が続いています。そのため、瓶内にガスが溜まっています。栓に特殊な加工がされ、空気が抜けるようになっていますが安心はできません。

酒屋で購入し、家まで持ち帰っても絶対にすぐに開けてはいけません。必ず噴き出します。冷蔵庫に入れ、一晩は休ませてください。
持ち帰るときに瓶が揺さぶられ、瓶内の圧力が高まっています。買ってきたらすぐに飲みたいものですが、じっと我慢です。
保管するときは、必ず立てておいてください。栓にガス抜きの穴が開いていますので、横にするとこぼれます。

ある酒屋さんで、こともなげに「しばらく冷凍庫で冷やせば大丈夫」と言われたことがありますが、私は試したことがありません。間違えて凍らせてしまったら、爆発するのではないかと思います。それに、一升瓶を立てて置けるような冷凍庫は持っていません。

おとなしく1日待ちましょう。1日動かさないで冷やせば、大丈夫です(自己責任でお願いします)。

表書き

ラベルはありません。諸元などは、瓶に直接書いてあります。
まず、商品名の「ど」が大きな文字で書かれ、その右に「純米」とあります。

ど(白瀑・しらたき) 表ラベル

「ど」の左側に説明書きがあります。

ど(白瀑・しらたき) 諸元

原材料名 米(国産) 米麹(国産米)
精米歩合 65%
アルコール分 15度

「生酒につき要冷蔵」という記述もあります。
さらに、

ガス抜き用の穴が開いておりますが、中身が噴出す可能性も
ございますので開栓の際はご注意ください。
また、中身がこぼれる恐れがございますので横にしないでください。

という注意書きもあります。
酒を買ってきても、注意書きを丁寧に見ることはあまりないと思いますが、読んでおかないと大変です。

この酒を購入したときは、酒屋さんでも開栓の注意を受けました。

栓は、次のようになっています。

ど(白瀑・しらたき) 栓

中央の白いところが穴です。ここがガス抜きです。
栓の周囲に「攪拌直後の開栓、瓶を横にしての保管、移動はさけて下さい。」と、ここにも注意書きがあります。

おわりに

冬の時期ならではの季節商品です。ひやひやしながら開栓することになりますが、無事に開けられたら、ゆっくりと楽しんでください。

山本合名会社

最後までお読みいただきありがとうございました。

トランジットモール評論家と名乗りながら、なぜかおすすめの日本酒を紹介しています。味の感想が少ないことにお気づきかと思いますが、この歳になると好みがほぼ固定してきており、多少の例外はありますが「すっきりして飲みやすい」と表現すればほとんどすべてに当てはまります。
ありがたいことに、ご紹介した日本酒の地元の方によく見ていただいているようです。もし、私がご紹介した中にお好きなものがあれば、ぜひ別の日本酒も試してみてください。きっと気に入っていただけると思います。
私がご紹介している日本酒は、「カテゴリー: 4-3.日本酒」でまとめてご覧いただけます。

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