和歌山県の日本酒「紀土(キッド)」のひやおろしを飲みましたので、ご紹介します。
私の買値(一升瓶):2,376円(税込)
製造年月は、平成29年8月です。
コストパーフォーマンスの良いお酒です
和歌山県の日本酒です。見たとおりですが、旧国名である紀州から「紀土(キッド)」と付いたのでしょう。
この一本に限りませんが、紀土はきわめてコストパフォーマンスのよい日本酒です。消費者側である私が心配になるほどです。
うまくて安い一本です。
ラベル
瓶の裏側にあるラベルです。
原材料名 | 米(国産)・米麹(国産) |
精米歩合 | 麹米50%・掛米55% |
アルコール度数 | 15度 |
と書いてあります。
吟醸酒の定義は、精米歩合60%以下ですので、当然、満たしています。
アルコール度数がやや低いですが、飲んでいてそれを感じたことはありません。
これらの表記の下に、「蔵は、山地の多い和歌県でも・・・紀州の風土を感じていただければ幸いです。」と蔵元さんの気持ちが書かれています。
日本酒を買ってきても、ラベルを隅から隅まで眺める人は多くないと思います。
しかし、家まで持って帰ったのであれば、飲む前でも、飲んでいる途中でも、飲んだ後でもかまいませんので、ちょっとだけでも見てください、新しい発見があるかもしれません。
これは、飲み屋で飲んでいる人にはなかなか味わえない発見です。
飲み屋では通常、瓶までは見られません。良い店では、飲んでいる日本酒の瓶をテーブルに置いてくれる場合がありますが、手にとってしげしげと眺めるというわけにはいきません。
瓶に手を伸ばすと、勝手に注ぐのではないかと疑われるような気がして、手に取れないのは私だけではないでしょう。
しかし、酒屋で買って家で飲めば、そんな心配は無用です。蔵元さんも、そういう方たちのために、ラベルにメッセージを書いているのだと思います。
また、私が買ったものにはこんなシールも貼ってありました。
第三回 酒-1グランプリで「優勝」だそうです。納得できる話です。
ひやおろし
「ひやおろし」とは、昨年の米で作られた日本酒を熟成させて秋に売り出したものです。日本酒好きにとって、この時期(秋)の楽しみです。「秋上がり」という場合もあります。「ひやおろし」と「秋上がり」は厳密には違うようですが、私はこの時期においしい日本酒のことだと思っています。
平和酒造株式会社 |
最後までお読みいただきありがとうございました。
トランジットモール評論家と名乗りながら、なぜかおすすめの日本酒を紹介しています。味の感想が少ないことにお気づきかと思いますが、この歳になると好みがほぼ固定してきており、多少の例外はありますが「すっきりして飲みやすい」と表現すればほとんどすべてに当てはまります。
ありがたいことに、ご紹介した日本酒の地元の方によく見ていただいているようです。もし、私がご紹介した中にお好きなものがあれば、ぜひ別の日本酒も試してみてください。きっと気に入っていただけると思います。
私がご紹介している日本酒は、「カテゴリー: 4-3.日本酒」でまとめてご覧いただけます。