松山・坊っちゃん列車に乗ってきました

坊っちゃん列車 3-1.乗り方・国内
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最終更新日 2024年3月24日

四国の愛媛県松山市の路面電車である「伊予鉄道市内電車」に、「坊っちゃん列車」という観光列車が走っています。
その「坊っちゃん列車」に乗ってきましたので、乗り方や見どころを説明します。

※運転士不足の影響により、坊っちゃん列車は、2023年11月3日から全便運休していましたが、運転手確保の目途が立ったとのことです。2024年3月20日(祝・春分の日)より運行を再開しています。

『郊外電車郡中線・市内電車・路線バスのダイヤ改正について』(伊予鉄道株式会社・伊予鉄バス株式会社)

次の画像は、2023年11月の土曜日に道後温泉停留所で撮影したものです。本来は運行日ですが、このときはすべて「運休」になっていました。

坊っちゃん列車 運休

伊予鉄市内電車(松山市電)の乗り方については、「路面電車:伊予鉄道市内電車の乗り方」で説明しています。

路面電車:伊予鉄道市内電車の乗り方
愛媛県松山市を走る路面電車に「伊予鉄道市内電車(松山市電)」があります。市の中心にある松山城を取り囲むように路線が広がっています。 運賃の支払方法や、どこの扉から乗るかなど、伊予鉄道市内電車の乗り方について説明します。

坊っちゃん列車

「坊っちゃん列車」とは

「坊っちゃん列車」の「坊っちゃん」は、明治時代に書かれた夏目漱石の小説「坊っちゃん」に由来しています。有名な小説なので、みなさんご存知のことと思います。もし、知らない、または、読んだことがないという方がいらっしゃれば、お読みになることをおすすめします。子どもにも読める非常に面白い小説です。

小説「坊っちゃん」の主人公(「坊っちゃん」です)が、道後温泉に入りに行くときに路面電車に乗っていくという描写があり、それにあやかって観光列車「坊っちゃん列車」が誕生しました。2001年に運行が始まっています。

当時の列車を再び動かすことはできませんので、当時の機関車と客車を再現した列車で運行されています。次の写真は、客車の中です。木製で、木の手すりなども再現されています。

坊っちゃん列車車内

機関車は、蒸気ではなく、ディーゼルです。伊予鉄のサイトによれば環境問題を考慮して、あえて蒸気機関車とはしなかったそうです。

坊ちゃん列車 伊予鉄道株式会社

乗り方

伊予鉄道市内電車の「道後温泉-松山市駅」「道後温泉-古町」の2系統あり、8本~20本程度、休日を中心に運行されています。運行時刻などは、伊予鉄のサイトをご覧ください。
料金は、大人1,300円、小人650円です。1日乗車券を持っていても、料金は変わりません。以前は割引がありましたが、なくなってしまいました。ちょっと残念です。

坊っちゃん列車乗車券

道後温泉、大街道、松山市駅、JR松山駅前、古町の5つの停留所から乗ることができます。
「道後温泉」停留所から乗る場合は、整理券が必要です。整理券は「道後温泉」停留所のチケットカウンターでもらえます。もちろん定員に満たなければ整理券なしでも乗れますが、確実に乗りたければ、もらっておいたほうがいいでしょう。混雑期には、「松山市駅」停留所も整理券制になります。

見どころ

坊っちゃん列車が走っている光景や車内の様子も見どころですが、そのほかに、列車の方向転換も見どころです。すべて乗務員が人力で押しています。その様子を撮影しましたので、ご覧ください。音声はありません。動画が重かったら、申し訳ありません。

おわりに

「坊っちゃん列車」は観光客向けのサービスですので、乗車前も乗車中も乗務員の方によるいろいろな説明があります。私が訪れたのは夏休み中でしたので、子どもたちを運転席に乗せて説明するなど、いろいろな趣向がありました。夏休みなどの子どもの体験旅行先としては最適な目的のひとつでしょう。

「松山市駅」停留所

また、お子さん相手にお忙しかったと思いますが、おじさん1人という面倒そうな相手(私です)に対しても、とても丁寧にご説明いただきました。この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(2017年7月・2023年11月訪問)

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