最終更新日 2024年10月4日
富山県の高岡市・射水市を走る路面電車に「万葉線」があります。「高岡駅」停留所から富山湾沿岸の「越ノ潟」停留所までの1系統です。運賃の支払方法や、どこの扉から乗るかなど、万葉線の乗り方について説明します。
高岡駅は、北陸新幹線の延伸時に第三セクターとして開業した「あいの風とやま鉄道」とJR西日本の氷見線・城端線の駅です。2014年3月に駅が改装され、高岡駅構内に万葉線が乗り入れました。万葉線の始発駅は、「高岡駅」停留所になります。旅行者が利用する場合は、ここから乗ることになるでしょう。
運賃の支払方法
運賃は距離制で、大人200~400円、小人100~200円です(2024.10.4時点)。
後乗り、後払いです。車両の後方の入り口から乗り込みます。そのとき、整理券を取ります。降りるときは、車両の前方に移動し、運転席のすぐ後ろにある料金箱に整理券と所定の金額を入れて、前扉から外に出ます。1日乗車券を持っている場合は、そのときに運転手に見せます。
現金だけでなく、Suicaのような交通系のICカードも使えます。
※2024年9月28日から、Suicaなど「全国相互利用サービス」対象の交通系ICカードが利用できるようになっています。
日本全国のどの交通機関で、どのカードが利用できるかについては、「交通系ICカード、自分のカードでどの電車・バスに乗れるのか一覧表で説明します」「交通系ICカード「全国相互利用サービス」で乗れる電車・バスをすべて紹介します」で説明しています。あわせてお読みください。
1日乗車券
「万葉線一日フリーきっぷ」は、大人900円、小人450円です(2024.10.4時点)。親子セット1,100円もあります。始発駅から終着駅まで1回往復し、どこかで1回降りれば元が取れる計算になります。
海王丸の乗船券とセットになった「万葉線・海王丸セットクーポン」大人1,100円、小人550円もあります。発売場所は、電車内です。
下の画像は私が乗ったときに使ったきっぷです。少し古いもので、現在はデザインが変わっています。
お得なきっぷ、団体割引(万葉線) |
おわりに
私は、2014年に高岡を2回訪れました。1回目は1月。高岡駅は工事の真っ最中で、万葉線の「高岡駅前」停留所は仮設の状態でした。
2回目は11月です。改装は終了し、「高岡駅前」停留所は「高岡駅」停留所に名前を変え、駅構内に乗り入れていました。ほんの少しの距離ですが、停留所が駅の中にあるのと外にあるのでは安全性や利便性が大きく異なります。駅前で交通量の多い道路を渡らないで済むという点だけでも、価値のある改装だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(2014年1月・11月訪問)