路面電車:とさでんの乗り方

とさでんと高知城 3-1.乗り方・国内
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最終更新日 2019年10月1日

四国の高知県を走る路面電車に「とさでん」があります。高知市を中心に、東は「南国市」、西は「いの町」をつないでいます。
運賃の支払方法や、どこの扉から乗るかなど、とさでんの乗り方について説明します。

とさでん夕景

路線は、東西と南北に伸びた十字型になっています。両方の線が交わる停留所が「はりまや橋」です。十字型といっても東西方向がはるかに長いのですが、わかりやすい路線です。

とさでん交通(電車軌道路線図)

出典:とさでん交通(電車路線図)

南北方向のいちばん北が「高知駅前」停留所です。JRで高知を訪れる場合は、ここから乗ることになるでしょう。飛行機で来た場合も、空港バスの終点が高知駅なので、やはりこの「高知駅前」停留所が便利です。

「高知駅前」停留所

「高知駅前」停留所から出ている電車は、ほぼすべて「桟橋通五丁目」行きか、「桟橋車庫前」行きです。南北方向の路線をいったりきたりしています。「高知駅前」停留所から終点の「桟橋通五丁目」停留所までの所要時間は15分です。
東西方向の停留所に向かうときには、「はりまや橋」停留所で乗り換えます。

「はりまや橋」停留所

南北方向の路線は乗りとおしても15分程度ですが、東西方向は違います。「はりまや橋」停留所から東端の「後免町」停留所までは36分、西端の「伊野」停留所までは45分です。もし、端から端まで乗ると1時間21分かかることになりますが、通しで運行されている電車はありません。必ずどこかで乗り継ぎが必要です。

次の動画は、はりまや交差点を電車が通過する様子です。音声はありません。動画が重かったら、申し訳ありません。

運賃の支払方法

電車運賃表

※上の画像は、2019年10月1日の消費税アップより前に撮影したものです。現在は一部異なりますので、ご注意ください。

運賃は距離制で、大人130円~480円、小人70円~240円です(2019.10.1時点 ※消費税アップにより変更)。ただし、市内均一区間は大人200円、小人100円になっています(2019.10.1時点 ※消費税アップによる変更なし)。
市内均一区間は、南北方向が「高知駅前」停留所から「桟橋通五丁目」停留所までの全線、東西方向が「介良通(けらどおり)」停留所から「曙町東町(あけぼのちょうひがしまち)」停留所までです。

後乗り、後払いです。車両の後方の入り口から乗り込みます。そのとき、整理券が出ていれば取ります。一日乗車券を持っている場合も、整理券は必要です。

南北方向の路線では整理券は不要でしたが、まれに「はりまや交差点」で曲がり、市内均一区間外まで走る電車があります。そういう電車の場合は、整理券が必要だと思います。下の画像のように乗り口に整理券発券機がありますので、整理券が出ていたら取るようにしてください。

とさでんカードリーダー

降りるときには、車内にあるボタンを押します。押さないと、停留所に止まらず、通過してしまいます。

降車ボタン

停留所で電車が止まったら、前方に移動し、運賃箱に料金と整理券を入れます。一日乗車券の場合は、整理券だけ運賃箱に入れ、一日乗車券を運転手に見せます。

とさでん運賃箱

現金だけでなく、交通系ICカードも利用できますが、使えるのは高知県ローカルの交通系ICカード「ですか」だけです。Suicaなどの「全国相互利用サービス」対象カードは使えませんので、ご注意ください。

「ですか」カードリーダー

電車のご利用方法|とさでん交通株式会社

利用できる交通系ICカードについては、このブログの「交通系ICカードで乗れる路面電車一覧」で説明しています。

交通系ICカードで乗れる路面電車一覧
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また、全国すべての空港で、エアポートリムジンなどの公共交通機関を交通系ICカードで利用できるかどうかについて「全国82空港、自分の交通系ICカードですぐ電車・バスに乗れますか?」で説明しています。あわせてお読みください。

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一日乗車券

電車一日乗車券があります。全線乗り放題のものと、市内均一区間内だけ乗り放題のものの2種類あります。料金は以下のとおりです(2019.10.1時点 ※消費税アップによる変更なし)。

大人 小人
全線 1,000円 500円
市内均一区間のみ 500円 250円

スクラッチ方式で、購入後、日付の部分を自分で削ります。

次の画像は、全線乗り放題のものです。

電車一日乗車券(全線乗り放題)

次の画像は、市内均一区間内だけ乗り放題のものです。

電車一日乗車券(市内均一区間)

乗れる範囲の路線図が掲載されていますので、これを見ながら利用すると便利です。
どちらの券でも、高知城天守など観光施設の割引があります(2019.10.1時点 ※消費税アップによる変更あり)。たとえば、「高知城天守・懐徳館」は420円が340円になります。

電車の車内で購入できます。そのほか、JR高知駅の北口にある「高知駅バス案内所」や、はりまや橋にある「はりまや橋サービスセンター」などでも買えます。販売所は、とさでん交通のサイトで紹介されています。

電車一日乗車券[市内均一・全線]好評発売中!|とさでん交通株式会社

はりまや橋サービスセンター

このほか「MY遊バス」という周遊観光バスがあり、とさでんでは行けない桂浜などの観光地に行くことができますが、「MY遊バス」の1日券、2日券でも、とさでんの市内均一区間が乗り放題になります(2019.10.1時点)。

MY遊バス

目的に合わせて、一日乗車券をうまく活用してください。

沿線の風景

ごめん行き

よくなぞなぞに取り上げられる「謝りながら走っている電車」です。行き先表示がひらがなで「ごめん」となっています。

中心部では大通りを走っていますが、両端に近いところではかなり狭い道路を走るところもあります。

とさでん併用軌道

スペースがないところでは、道路上に枠を描いただけの停留所もあり、「ノーガード電停」と呼んでいます。下の画像の緑の枠が停留所で、このときは高校生が1人電車から降りてきました。

ノーガード電停

旅行者が使うような停留所ではありませんが、もしこういう停留所を利用する場合は十分に注意してください。

中心部のいくつかの停留所には、漫画家の西原理恵子さんのイラストがあります。見ているだけで楽しくなる停留所です。

停留所にある西原理恵子さんのイラスト

アンパンマンを描いた車両も走っています。

アンパンマン車両

おわりに

地元の人も観光客もよく利用していました。

とさでん車内

観光客は一日乗車券、地元の人は現金での支払いが多かったように思います。ICカード「ですか」の利用者も少なくありませんでした。

最近話題の「はりまや交差点のトリプルクロス」については、「とさでん・はりまや交差点のトリプルクロス」で紹介しています。あわせてお読みください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(2018年11月訪問)

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