おすすめの日本酒:鳳凰美田(ほうおうびでん)初しぼり・今日の一本

日本酒「鳳凰美田(ほうおうびでん)」 4-3.日本酒
この記事は約3分で読めます。

栃木県の日本酒「鳳凰美田(ほうおうびでん)」初しぼり 純米吟醸酒を飲みましたので、ご紹介します。

日本酒「鳳凰美田(ほうおうびでん)」

私の買値(一升瓶):3,024円(税込)

製造年月は、2017年10月です。

製造年月は2017年10月

初しぼり

今年取れた新米で作られた新酒です。いささかフライング気味ではありますが、現時点(2017.10.31)でぼちぼちと出てきている中の1本です。ひやおろし、秋あがりの次は、新酒です。さっそくいただきました。

ワインであれば収穫された年が非常に重要ですが、日本酒ではあまり聞きません。毎年、一定の品質のものが提供されます。原料である葡萄と米の違いでしょう。
たいていの場合、新酒も安心して飲むことができます。今年はどんな出来かではなく、今年もまたあの新酒が飲めるという感覚です。
以前は、いったい今年はどうしたんだという、悪い意味でびっくりさせられることもありましたが、最近ではそういうこともなくなりました。

ラベル

新酒らしいすっきりとしたラベルです。

鳳凰美田 表ラベル

裏ラベルはありませんが、表ラベルの向かって右側に追加の黒い領域があり、そこにいろいろな蔵元さんのこだわりが書かれています。

鳳凰美田 諸元

まず、最初に

初しぼり

と二重線の枠で囲ってあります。何と言っても、新酒であることがいちばんです。続いて、

無濾過本生純米吟醸酒

とあり、この1本の性格を一言ですべて表しています。

その下に、原材料などの記載があります。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 五百万石100%
精米歩合 55%
アルコール分 16.0%以上~17.0%未満

アルコール分の表示方法が独特です。以上~未満と記載している例は、あまり見たことがありません。確かにぴったり16.0%、17.0%ということもないでしょうから、こちらの表記のほうが正しいといえるかもしれません。

さらにその下に説明文が続きます。
ラベルに記載されている説明文としてはかなり長いものですが、ここに蔵元さんのこだわりが詰まっていますので、全文掲載します。

新酒の雫をそのままの姿で一本、一本、丁寧に瓶詰めしております。しぼりたての生酒のため保存は冷蔵暗所にて、開栓後はお早めにお召し上がり下さい。濾過等の処理は一切行っておりませんので、澱などが絡んでいる場合もございますが品質には問題ございません。グラスに注ぎ、ゆっくりと空気に触れさせて常温に近い状態にまで温まりますと、味わいの膨らみ、お米の優しさ、自然な甘み、日本酒だけにしか纏えない芳醇な香り、雅な質感など日本酒の素晴らしさをお伝えできるかと存じます。この度は、弊社商品をお求めいただき蔵内一同心より感謝申し上げます。

「日本酒だけにしか纏(まと)えない芳醇な香り」は、作り手さんにしか表現できない言葉だと思います。

栓のデザインにもこだわりがあります。

鳳凰美田 栓

中央に鳳凰の図柄があり、その上に「JAPANESE SAKE」とアルファベットで表記されています。国内での外国人消費や輸出をにらんだものでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

トランジットモール評論家と名乗りながら、なぜかおすすめの日本酒を紹介しています。味の感想が少ないことにお気づきかと思いますが、この歳になると好みがほぼ固定してきており、多少の例外はありますが「すっきりして飲みやすい」と表現すればほとんどすべてに当てはまります。
ありがたいことに、ご紹介した日本酒の地元の方によく見ていただいているようです。もし、私がご紹介した中にお好きなものがあれば、ぜひ別の日本酒も試してみてください。きっと気に入っていただけると思います。
私がご紹介している日本酒は、「カテゴリー: 4-3.日本酒」でまとめてご覧いただけます。

スポンサーリンク