久しぶりに阿蘇くまもと空港に行き、新しくなった「ラウンジASO」に行ってきました。
この「ラウンジASO」は、航空会社ラウンジとカードラウンジを兼ねた、現時点では国内で唯一の共用ラウンジです。
入口
ラウンジの入り口はこんな感じです。高級感がありますが、他の空港のラウンジも大体こんな感じでしょう。
特徴的なことは、入口にある利用対象者の掲示です。航空会社(JAL、ANA)とカード会社(多数)が同時に列挙されています。
ラウンジ内
地方空港のラウンジとしてはかなり広いほうだと思います。
黒を基調とした落ち着いた色使いで、ゆっくりできます。
新聞や雑誌、フリーWiFiなども用意されています。
窓はありません。阿蘇山や飛行機などの外の景色は見られません。
アルコール飲料
提供されるアルコール飲料は次のとおりです。
- 生ビール
- ジムビーム
- レモンサワー
- 球磨焼酎(球磨ン衆 くまモン)
生ビールは、クレジットカード会員として入ると1杯無料です。航空会社会員として入ると飲み放題です。
どちらの場合も、カウンターでコインをもらってビールサーバーに投入すると出てきます。
以前の阿蘇くまもと空港のカードラウンジでは缶ビールでしたので、生ビールになって一段レベルが上がった感があります。
ジムビームとレモンサワーは同じマシンで供給されます。左上にある「アルコールミックス」のボタンを押さないとただのソフトドリンクが出てきますのでご注意ください。
球磨焼酎(球磨ン衆 くまモン)は、熊本名産の米焼酎です。焼酎サーバーの上にある小さな紙コップを取って、ボタンを押すと出てきます。「試飲」と書いてありましたが、杯数の制限はないようでした。
本日のおつまみ(私が訪れたときは「梅味柿の種」)もあります。
アルコール飲料以外のコーヒーやソフトドリンクも充実しています。
共用ラウンジについて
空港にあるラウンジは、通常、航空会社のマイレージ上級会員やファーストクラスなどの上級クラスの搭乗者を対象にした「航空会社ラウンジ」と、ゴールドカードやプラチナカードなど上級レベルのカード会員を対象にした「カードラウンジ」に分かれています。
航空会社ラウンジは無料のアルコールや軽食を提供する豪華なラウンジ、カードラウンジはソフトドリンクのみで食べるものもない簡易なラウンジ、という認識が一般的でしょう。
国内の航空会社ラウンジは、JAL、ANAそれぞれ専用になっています。以下の写真は別の空港にあるJALラウンジ(サクララウンジ)とANAラウンジです。
ところが最近、JALとANAが専用のラウンジを廃止して、共用の航空会社ラウンジに一本化するという動きが出ています。つまり「共用ラウンジ」です。
関西国際空港では、国内線エリアのリニューアルに合わせて2022年10月に航空会社ラウンジが「ラウンジKANSAI」として統合されました。国際線エリアも同様です。こういう動きは、これからも続いていくだろうと思います。
ただし、関西国際空港では、カードラウンジは別にあります。航空会社ラウンジとカードラウンジが統合された形の「共用ラウンジ」は現時点で「ラウンジASO」だけです。青森空港のエアポートラウンジ(正式名称のようです。地域の特徴を表すような命名はされていません)は、JALとカード会社が共同で利用できますが、実態としてはカードラウンジをJALの上級会員等も利用できるようにしているということです。「ラウンジASO」のような形態ではありません。
「クレジットカードで入れる空港ラウンジ(カードラウンジ)」と「クレジットカードでは入れない空港ラウンジ(航空会社ラウンジ)」の違いについては、それぞれこのブログで説明していますので、そちらの記事をお読みください。


おわりに
カードラウンジとしてはかなり上、航空会社ラウンジとしてはやや下、という印象でした。お酒が飲めるという理由だけの評価かもしれませんが・・・。
制限エリア内(手荷物検査後)にあります。カードラウンジは制限エリア外、航空会社ラウンジは制限エリア内にあることが多いので、制限エリア内にあるカードラウンジは貴重です。ラウンジを出るとすぐに搭乗口がありますのでとても便利です。
私が入ったときはすいていたのですが、どんどん混んできました。出発便との兼ね合いでしょう。ビールサーバーは3台あるのですが、そこも並んでいました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。