最終更新日 2019年1月28日
アメリカ・シアトル(Seattle)の路面電車(ストリートカー)に乗ってきましたので、乗り方やきっぷの買い方などを紹介します。
シアトルは、アメリカ北西部最大の都市です。スターバックスなどのシアトル系コーヒーや航空機のボーイングの発祥の地であり、IT企業のマイクロソフト、流通大手のアマゾンの本社があります。引退した野球のイチロー選手が所属していたシアトル・マリナーズの本拠地としても有名です。
シアトルには、リンク・ライトレールとストリートカーの2種類の路面電車が走っています。
この記事ではストリートカーの乗り方について説明します。リンク・ライトレールの乗り方については、「路面電車:シアトル・リンク・ライトレール(Link Light Rail)の乗り方」をご覧ください。
アメリカで路面電車を見ると、たいていの場合、その大きさに驚きます。もうひとつの路面電車であるリンク・ライトレールもかなりごっつい格好をしています。日本の通常規格の電車と変わりません。しかし、ストリートカーは小柄で、日本やヨーロッパの路面電車のイメージに似ています。
路線
ストリートカーは、市内を回る2つの系統「サウス・レイクユニオン・ライン(South Lake Union Line)」「ファースト・ヒル・ライン(First Hill Line)」があります。現在も建設が続けられていて、いずれこの2つの路線はつながる計画になっています。
サウス・レイクユニオン・ライン
下の画像は、サウス・レイクユニオン・ラインの車内にあった路線図です。
リンク・ライトレールの「ウエストレイク」停留所の近くにある「Westlake Hub」停留所と「Fairview & Campus Driv」停留所を結んでいます。
ファースト・ヒル・ライン
下の画像は、ファースト・ヒル・ラインの車内にあった路線図です。
リンク・ライトレールの「インターナショナルディストリクト/チャイナタウン」停留所の近くにある「Occidental Mall」停留所と、同じくリンク・ライトレールの「キャピトルヒル」停留所の近くにある「Broadway & Denny Capitol Hill」停留所を結んでいます。
リンク・ライトレールは海側、ストリートカーは山側を通っています。
きっぷの買い方
きっぷは、停留所にある自動券売機で購入します。現金のほか、クレジットカードも利用できます。
料金は、大人(19~64歳)2.25米ドル、小人(6~18歳)1.5米ドルです(2019.1.28現在)。
1日乗車券
1日乗車券があり、大人(19~64歳)4.5米ドル、小人(6~18歳)3米ドルです(2019.1.28現在)。往復すれば、元が取れる計算になります。片道きっぷと同様に、停留所にある自動券売機で購入します。
下の画像は、私が自動券売機で購入したものです。
乗り方
信用乗車方式です。乗降時のきっぷの確認はありません。乗り降りする扉も自由です。信用乗車については、サイトの「信用乗車方式」をご覧ください。
停留所では、扉は自動的に開きます。開かないときは、扉についているボタンを押します。
降りるときは、車内にある「STOP REQUEST」と書かれた黄色い帯を押して合図します。
私が乗ったときにちょうど検札がありました。車掌の格好をした人が乗っていて、停留所から乗ってくる乗客のきっぷを確認していました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(2017年8月訪問)
[このサイト・ブログ内の関連記事]