路面電車:ストラスブール・トラムについて

Homme de Fer停留所 3-2.乗り方・海外
この記事は約3分で読めます。

最終更新日 2019年1月6日

フランスのストラスブール(Strasbourg)の路面電車といえば、車両だけでなく都市空間を含めた先進的なデザインで有名です。
乗ってきたので、紹介します。

報道によると、現地時間2018年12月11日(日本時間12日)、ストラスブールでテロ事件が発生し、死傷者が出たとのことです。この事件は解決しているようですが、最近、フランスやヨーロッパ全土で治安状況が悪化していると感じます。ヨーロッパを訪れる際は、ご注意ください。

下の画像は、中心部にあるHomme de Fer停留所です。見たことがある方も多いと思います。

Homme de Fer停留所

路線

ストラスブールでは、路面電車をトラム(Tram)と呼んでいます。
2019年1月の時点で、AからFの6路線で構成されています。どんどん整備が進んでいますので、次回訪れる機会があれば、さらに路線が増えているか、延長されていると思います。

2017年4月には、路線Dがドイツのケールまで延伸されました。国境をまたぐ路線です。
もっとも、ヨーロッパを旅していると、国境を意識することはあまりありません。路面電車も気楽に国境を越えているだろうと思います。

次の画像は、路線Cの終点「Rodolphe Reuss」停留所からさらに歩き続けてたどり着いた場所です。停留所が見えないくらい先まで線路が続いていました。この路線も、これから延長される予定があるのでしょう。

「Rodolphe Reuss」停留所の先

信用乗車方式

乗車方法は、信用乗車方式です。乗降時にきっぷのチェックはありません。しかし、定期的に検札が来ます。検札されたときに有効なきっぷを持っていないと、高額の罰金を徴収されます。罰金が怖いからということではなく、きっぷは正しく買いましょう。
きっぷを買ったら、停留所にある「バリデータ」という機械にきっぷを通し、日時を刻印します。これをしないと、きっぷが有効になりません。持っていても無賃乗車になってしまいますので注意してください。

次の画像は、停留所にあるバリデータです。フランス語だと「VALIDEZ」になるようです。

停留所にあるバリデータ

信用乗車については、サイトの「信用乗車方式」をご覧ください。

信用乗車方式
海外では、車内で運賃を支払う必要がないケースがほとんどです。乗客はどこの扉からでも出入りできます。運転手もお金を扱う必要がありませんので、運転に専念できます。 もちろん、車内でお金を扱っていないだけで、運賃を払っていないわけではありません。...

鉄道の中央駅

鉄道のストラスブール中央駅(Gale Centrale)にも停留所があります。旅行者は駅で乗り換えると便利です。

中央駅は、はじめて見ると、ちょっとびっくりするような未来型(?)のデザインです。

ストラスブール中央駅

地下に路線AとDの停留所があり、

路線AとDの停留所

地上に路線Cの終点の停留所があります。

路線Cの終点の停留所

路線によって乗り場が離れています。大きな駅です。自分の行き先にあった停留所をあらかじめ調べておいたほうが無難です。

無料のガイドブック

トラムとバスの路線図を掲載したガイドブックがあちこちに置いてあります。見つけたら、手に入れておくことをおすすめします。
フランス語ですが、なんとなくわかります。私は見つけられませんでしたが、探せば英語版もあるかもしれません。日本語版は・・・、さすがに無理でしょう。
表紙は、下の画像です。

無料のガイドブック

トランジットモール

市内の中心部は、トラムが乗り入れるトランジットモールになっています。
ストラスブールのトランジットモールについては、サイト「トランジットモール訪問記」のトランジットモールのある街「フランス ストラスブール(Strasbourg)」で説明しています。あわせてお読みください。

フランス ストラスブール(Strasbourg)
街の中心である「ノートルダム=ド=ストラスブール大聖堂」の周辺がトランジットモールになっています。いわゆる旧市街のかなり広い範囲に及んでいて、モール内はデパートやショッピングセンターが立ち並ぶショッピングゾーンになっています。

ストラスブールのトランジットモール

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(2012年3月訪問)

[このサイト・ブログ内の関連記事]

スポンサーリンク