最終更新日 2023年4月15日
首都圏有数の行楽地である鎌倉・江ノ島を走る電車が江ノ島電鉄(江ノ電)です。藤沢駅から鎌倉駅までの1系統です。
運賃の支払方法や、どこの駅から乗るかなど、江ノ電の乗り方について説明します。
2018年、2019年のゴールデンウィークには、地元の住民を優先的に電車に乗せるというめずらしい社会実験も行われました。2018年に、この社会実験を見てきました。このブログの「江ノ電で沿線住民を優先する社会実験が行われました」で紹介していますので、あわせてご覧ください。
江ノ電が路面電車であるかどうかは微妙ですが、1キロメートル近い併用区間(道路上を電車が走る区間)があります。
旅行者が利用する場合は、どちらかの終点からになります。鎌倉駅はJR横須賀線の駅と隣接し、藤沢駅はJR東海道線、小田急江ノ島線の駅と隣接しています。
江ノ島駅の近くには小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅がありますが、少し離れています。乗り換えだけが目的であれば不便です。
運賃の支払方法
運賃は距離制で、大人200~310円、小人100~160円です(2019.10.1時点 ※消費税アップにより変更)。
券売機できっぷを買う、Suicaなどの交通系ICカードを使う、1日乗車券を使うなどの乗り方があります。
大きな駅には自動改札機があり、きっぷを入れるか、ICカードをタッチします。
小さな駅では駅員か乗務員にきっぷを見せる、または渡します。ICカードの場合は、次のような簡易型のICカードリーダーにタッチします。乗りときは緑色、降りるときは黄色と、色で分けてあります。
日本全国のどの交通機関で、どのカードが利用できるかについては、「交通系ICカード、自分のカードでどの電車・バスに乗れるのか一覧表で説明します」「交通系ICカード「全国相互利用サービス」で乗れる電車・バスをすべて紹介します」で説明しています。あわせてお読みください。
運賃|電車|江ノ島電鉄株式会社 |
タッチ決済
2023年4月15日からすべての駅で「タッチ決済」ができるようになりました。対象ブランドは、
- VISA
- JCB
- American Express
- Diners Club
- Discover
です。銀聯、Mastercardは、順次追加予定とのことです。
関東地方の鉄道としては初めての導入です。
タッチ決済については、「タッチ決済で電車やバスに乗る」で説明しています。あわせてごらんください。
1日乗車券
江ノ電1日乗車券「のりおりくん」があり、大人650円、小人330円です(2019.10.1時点 ※消費税アップにより変更)。最大でも4回乗れば、元が取れます。駅の券売機で買えます。
上の画像は私が乗ったときに使ったきっぷです。金額が変わっていますので、ご注意ください(現在は650円)。
首都圏有数の行楽地のため、JRや小田急電鉄などと共通の1日乗車券も複数あります。他社とコラボした1日乗車券もお得ですので、自分がどの路線で往復するか、鎌倉・江ノ島をどのようなルートで回るつもりかを考えて事前に買うきっぷを決めることをおすすめします。
江ノ電1日乗車券「のりおりくん」|おでかけ情報|江ノ島電鉄株式会社 |
併用区間
江ノ島駅と腰越駅の1駅間は、道路に線路が敷かれた併用区間です。電車の両側を自動車が走り、さらにその外側を自転車と歩行者が通ります。電光掲示板や看板で、さまざまに注意を呼びかけています。
おわりに
観光シーズンはまちがいなく観光客であふれていますが、そうでない時期もいっぱいです。江ノ電は観光客だけでなく、地元の人にとっても貴重な路線です。
2018年、2019年のゴールデンウィークには、地元の住民を優先的に電車に乗せるというめずらしい社会実験も行われました。2018年に、この社会実験を見てきました。このブログの「江ノ電で沿線住民を優先する社会実験が行われました」で紹介していますので、あわせてご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(2017年6月・2018年5月ほか訪問)