路面電車:ポートランド・MAX(マックス)の乗り方

ポートランド・MAX車両 3-2.乗り方・海外
この記事は約4分で読めます。

アメリカ・ポートランド(Portland)の路面電車(MAX)に乗ってきましたので、乗り方やきっぷの買い方などを紹介します。

ポートランド・MAX車両

ポートランドは、アメリカ北西部オレゴン州最大の都市です。路面電車をはじめとした数々の先進的な都市政策で有名です。

路面電車MAX(マックス)

ポートランドには、MAXとストリートカーの2種類の路面電車が走っています。乗り方には共通点も多いのですが、微妙に異なるところもあります。
この記事ではMAXの乗り方について説明します。ストリートカーの乗り方については、「路面電車:ポートランド・ストリートカーの乗り方」をご覧ください。

路面電車:ポートランド・ストリートカーの乗り方
アメリカ・ポートランド(Portland)の路面電車(ストリートカー)に乗ってきましたので、乗り方やきっぷの買い方などを紹介します。

MAXとは、「METOROPOLITAN AREA EXPRESS」の略です。車体に名前を書いてある車両もありました。

METOROPOLITAN AREA EXPRESS

路線

MAXは、ポートランドの市内と郊外を結ぶ5つの路線で構成されています(2017.9.1時点)。路線は、それぞれ色で分けられています。

  • Blue Line(青)
  • Green Line(緑)
  • Orange Line(橙)
  • Red Line(赤)
  • Yellow Line(黄)

すべての路線が市の中心部を通り、そこで乗り換えることができます。どの路線も日中はほぼ15分間隔で運行されています。

このうちRed Line(赤)が、空港と市内を結んでいます。旅行者は、このRed Line(赤)から利用するケースが多いでしょう
MAXの「Air Port」停留所は、空港と直結しています。荷物の受け取りレーンがあるフロアと同じ階にあり、荷物を受け取ったらそのまま段差なしでMAXに乗り込めます。

「Air Port」停留所

空港の停留所を示す標識が次の画像です。

「Air Port」停留所の標識

なぜ日の丸のような赤い丸があるのかと思いましたが、これがRed Line(赤)をあらわしています。
複数の路線が通る停留所では、次のようになります。

「Eastbound」停留所

停留所から乗れる路線が色で見分けられるようになっています。

きっぷの買い方

きっぷは、停留所にある自動券売機で購入します。現金のほか、クレジットカードも利用できます。

ポートランド・MAX自動券売機

市の中心部にあるチケットオフィスで買うこともできますが、きっぷのためにわざわざ行く必要はありません。しかし、チケットオフィスには観光案内所も併設され(逆?)、各種のパンフレットを入手したり、わからないことを尋ねることもできますので、時間に余裕があれば行ってみることをおすすめします。

きっぷの考え方は、独特です。有効期限が、区間ではなく時間で設定されています。購入時から2時間半有効です。時間内であれば、MAXだけでなく、ストリートカーやバスなど、ポートランド地域のほとんどの公共交通機関に乗ることができます。
料金は、大人2.5米ドル、小人1.25米ドルです(2017.9.1現在)。
下の画像は、自動券売機で購入したきっぷです。中心の「A」は大人(Adult)を意味しています。その下に「2.5 Hour」(2.5時間)、上部にいつまで有効であるかの時刻が印字されています。

ポートランド・MAXきっぷ

このほか、hopカードというICカードを利用する方法もあります。また、1日乗車券もあります。1日乗車券は、大人5米ドル、小人2.5米ドルです(2017.9.1現在)。2回乗れば元が取れる計算になりますので、こちらを買ったほうがお得なケースが多いでしょう。
1日乗車券については、別の記事「ポートランドの路面電車の1日乗車券(1-Day Pass)の買い方・使い方」で説明していますので、そちらをお読みください。

ポートランドの路面電車の1日乗車券(1-Day Pass)の買い方・使い方
アメリカ・ポートランド(Portland)の路面電車(MAX、ストリートカー)に乗ってきました。便利な1日乗車券がありますので、買い方、使い方を紹介します。

乗り方

信用乗車方式です。乗降時のきっぷの確認はありません。乗り降りする扉も自由です。信用乗車については、サイトの「信用乗車方式」をご覧ください。

信用乗車方式
海外では、車内で運賃を支払う必要がないケースがほとんどです。乗客はどこの扉からでも出入りできます。運転手もお金を扱う必要がありませんので、運転に専念できます。 もちろん、車内でお金を扱っていないだけで、運賃を払っていないわけではありません。...

停留所では、扉は自動的に開きます。開かないときは、扉についているボタンを押します。

ドアのボタン

MAXはすべての停留所に停まります。降りるときの合図は不要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(2017年8月訪問)

[このサイト・ブログ内の関連記事]

スポンサーリンク