秋田県の日本酒「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」の山廃本醸造を飲みましたので、ご紹介します。
黄色いラベルが特徴的な一本です。
私の買値(一升瓶):2,106円(税込)
製造年月は、2017年8月です。
買ってから飲むまで少し時間がかかりました。
常温で保存しても、そう簡単には劣化しないと思います。もともと(?)日本酒はそういう酒でしたが、最近はデリケートなものが多くなりました。デリケートな日本酒にはおいしいものが多いですが、骨太な日本酒も味があります。
蔵元の地元であればともかく、東京で一升2,000円(税抜であれば)を切る日本酒でおいしいものにはなかなか出会えません。
雪の茅舎のラインナップは、特に安いという印象はありません(高いとは言っていません)。
この山廃本醸造は、特別にお買い得の一本です。
もちろん、2,000円台、3,000円台、それ以上の雪の茅舎もそれぞれの値段でお買い得だと思います。
山廃(やまはい)
「山廃(やまはい)」は、日本酒の製法の1つです。
どんな製法であるかは、検索してください。詳しいサイトがたくさんあります。
私には、「山廃は味が濃い」という印象があります。どちらかというと好みではないのですが、山廃にもいろいろとあるようでこの一本は好みに合います。
逆に、山廃好きの方にはもの足りないかもしれません。
まあ、うまければ肩書きは何でもかまいません。
ラベル
裏側にはラベルはありません。表側の1枚だけです。
アルコール分 | 15度 |
原材料名 | 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール |
精米歩合 | 65% |
アルコール分は若干低めです。
本醸造なので、原材料に醸造アルコールが入っています。割合としては多くはないはずです。
私は純米酒を飲むことが多く、本醸造を飲むのは珍しいのですが、純米だと少し重く、アルコールを添加することで飲みやすいと感じる人もいるようです。
そのあたりは、好みの問題です。純米がえらいということでもないでしょう。
さりげなく「SINCE 1902」と書いてあります。100年以上続く老舗の蔵元さんです。
ラベルにある主張はこのSINCEくらいです。ラベルには必要事項だけが、適切に表記されています。
おわりに
季節を問わず手に入る貴重な一本です。私は燗をつけて飲んでいます。冬場に飲むことが多いですが、夏に飲むこともあります。暑いときの燗もいいものです。
株式会社 齋彌酒造店 |
最後までお読みいただきありがとうございました。
トランジットモール評論家と名乗りながら、なぜかおすすめの日本酒を紹介しています。味の感想が少ないことにお気づきかと思いますが、この歳になると好みがほぼ固定してきており、多少の例外はありますが「すっきりして飲みやすい」と表現すればほとんどすべてに当てはまります。
ありがたいことに、ご紹介した日本酒の地元の方によく見ていただいているようです。もし、私がご紹介した中にお好きなものがあれば、ぜひ別の日本酒も試してみてください。きっと気に入っていただけると思います。
私がご紹介している日本酒は、「カテゴリー: 4-3.日本酒」でまとめてご覧いただけます。