おすすめの日本酒:鏡山(かがみやま)秋あがり・今日の一本

日本酒「鏡山(かがみやま)」 4-3.日本酒
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埼玉県の日本酒「鏡山(かがみやま)」純米原酒 秋あがりを飲みましたので、ご紹介します。

日本酒「鏡山(かがみやま)」

私の買値(一升瓶):3,240円(税込)

製造年月は、平成29年8月です。
鏡山のサイトによると、出荷は9月下旬です。私が買って飲んだのもちょうどそのころです。

製造年月は平成29年8月

秋あがり

「秋あがり」とは、昨年の米で作られた日本酒を熟成させて秋に売り出したものです。日本酒好きにとって、この時期(秋)の楽しみです。「ひやおろし」という場合もあります。
鏡山の秋あがりは、きわめて「秋あがり」らしい一本です。

ラベル

シンプルですが、重厚なラベルです。

鏡山 表ラベル

原材料 米(国産) 米麹(国産米)
アルコール分 17度
精米歩合 60%

原酒ですので、アルコール分は17度とやや高めです。

裏ラベルはありませんが、表のラベルの上に「槽搾り 瓶火入 武州さけ武蔵 全量使用」と貼ってあります。

槽搾り 瓶火入 武州さけ武蔵 全量使用

「槽搾り(ふねしぼり または ふなしぼり)」は、機械を使わずゆっくりと酒を取り出す方法です。
「瓶火入(びんひいれ)」は、瓶に詰めてから熱を加えるによって温度変化をゆっくりにし、劣化を防ぐ方法です。
「武州さけ武蔵」は、原料米です。
1枚で、この酒の特長を端的に表しています。

さらに説明書き

この一升瓶は、ラベルとは別に「秋季限定 秋あがり」と書いた説明書きを首からぶら下げていました。

秋季限定 秋あがり

裏には、次のように書かれています。

川越産の酒造好適米である「さけ武蔵」を60%まで磨き上げ、寒仕込により醸された純米酒を原酒のままで半年間以上に渡り熟成させました。丸みがあり旨み溢れる濃醇な味わいが楽しめます。

蔵元敬白

純米原酒 秋あがり

私が付け加えることはありません。

栓にも「鏡山」と記してあります。

鏡山 栓

新しい酒蔵

ちょっと変わった歴史のある日本酒です。
もともと「鏡山」は、埼玉県の川越にあった老舗の酒蔵が造っていましたが、事情により廃業しました。
しかし、地元の方々が「鏡山」を惜しんで、別の酒蔵を起て、復活させたという経緯があります。
創業平成19年という新しい酒蔵です。最初のころは、味が安定しないという印象がありました。まずいというのではなく、年によって味が違うという感じでしたが、最近は安定してきたように思います。あくまで、私の個人的な感想です。

小江戸鏡山酒造株式会社

最後までお読みいただきありがとうございました。

トランジットモール評論家と名乗りながら、なぜかおすすめの日本酒を紹介しています。味の感想が少ないことにお気づきかと思いますが、この歳になると好みがほぼ固定してきており、多少の例外はありますが「すっきりして飲みやすい」と表現すればほとんどすべてに当てはまります。
ありがたいことに、ご紹介した日本酒の地元の方によく見ていただいているようです。もし、私がご紹介した中にお好きなものがあれば、ぜひ別の日本酒も試してみてください。きっと気に入っていただけると思います。
私がご紹介している日本酒は、「カテゴリー: 4-3.日本酒」でまとめてご覧いただけます。

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