2025年11月9日、あいにくの雨でしたが、宇都宮ライトレール(愛称:ライトライン)の「ライトライン車両基地」で開かれた「車両基地開放デー」に行ってきました。
普段は入れない車両基地に入り、車両や検修庫(LRTの検査や修理を行う場所)を見てきました。

もちろんただ入るだけではなく、来年のカレンダーなどのグッズ販売やスタンプラリー、検修庫内見学など、イベントも盛りだくさんでした。雨脚が激しくなるタイミングもありましたが、家族連れや鉄道マニア(おそらく)など来場者は多く、盛況でした。

宇都宮ライトレールの乗り方については、「路面電車:宇都宮ライトレールの乗り方」をご覧ください。

また、私は開業前に2回(2017年4月・2022年9月)宇都宮を訪れ、進捗状況を確認してきました。そのときの記事「芳賀・宇都宮LRT建設計画」もありますので併せてお読みください。

検修庫1階ピット下体験
車両基地では、「検修庫1階ピット下体験」というイベントに参加しました。
検修庫に入り、十人ずつ程度の集団で実際に車体の下を見学する内容です。最初にヘルメットを手渡され、かぶって進みます。社員の方がガイドをしてくださり、地面から床までの高さが30センチメートルであるとか、坂の多い地形で車輪が滑らないようにする工夫とか、さまざまなお話を伺いました。
「検修庫」内は撮影禁止ということで、申し訳ありませんが体験中の写真はありません。
車両基地開放デーの説明文では、
検修庫1階ピット下体験
ライトラインの検査等に使用する深さ約1.6mのピットから、普段は見られない車体下側を見学できます!
とのことです。
雨の中すごい行列で、私は最後に並んだので見終わるまでかなりの時間がかかりました。途中、LRTと書かれたマンホールの蓋がありましたが、並んでいなければ見落としたでしょう。




車両基地内の展示

車両の展示もありました。乗ることができ、運転席にも座れました。下の画像は、運転席と、運転席に座ったときの運転台です。
運転席に座る機会はそうあるものではありません。こういうイベントならではでしょう。


また、「はたらく車展示」として、ライトラインの運行を支える「軌陸車」とライトラインカラーの「保守作業車」の展示もありました。車をバックに記念撮影をするお子さんもいらっしゃいました。


おわりに
開催時間が午前9時から正午までと短かったので駆け足での体験となりました。「洗車機 通過体験」(洗車機でライトラインが洗車される様子を、ご乗車いただきながら体験することができます!)というイベントも面白そうでしたが、間に合いませんでした。
新しい会社なので、会社の体力を考えての開催時間だと思います。各展示では、社員の方々に丁寧に説明、応対をしていただきました。無理のない範囲で今後も続けていただきたいと思います。ありがとうございました。
運行開始前に、車両基地を訪れたことがあります。もちろん、関係者ではありませんのでフェンスの外から眺めただけでした。今回、中に入ることができ、楽しい思い出ができました。

今回は「ライトライン開業2周年特別企画『車両基地開放デー』」ということで、開業2周年の企画でした。これからもこのようなイベントは折を触れて開催されることと思います。この記事をお読みの皆さんも、次回は参加されることをおすすめします。このイベントは、宇都宮ライトレールの公式サイトで見つけました。

後日、車両基地最寄りの「平石」停留場で電車を待っていたところ、車両基地から「教習車」と掲示された車両が出てきました。教習を受けていた方は、「検修庫1階ピット下体験」で案内していただいた社員の方でした。次回、宇都宮を訪れたときは、この方が運転する車両に乗れることと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
