最終更新日 2024年1月21日
愛知県豊橋市に路面電車、豊橋鉄道市内線(これ以降「豊鉄市内線」)が走っています。JR豊橋駅前と、駅の東側の「赤岩口」や「運動公園前」を結んでいます。
運賃の支払方法や、どこの扉から乗るかなど、豊鉄市内線の乗り方について説明します。
豊鉄市内線には2系統あるようですが、終点が2つに分かれているだけでほぼ1系統です。
JR東海道本線の豊橋駅前に豊鉄市内線の「駅前」停留所があります。旅行者が豊鉄市内線に乗る場合は、ほとんどこの停留所からになるでしょう。
「駅前」停留所
「駅前」停留所という名前には、なぜかほっとさせられます。豊橋駅の東口側になります。JRの改札を出ると、次のような案内版がありますのでそれに従ってください。
この停留所は終点です。電車はここで折り返します。私が乗ったときには、運転手さんはきれいな女性の方でした(ずっとマスクをしていらっしゃいましたが)。
ここには自動券売機(駅前電停自販機)があり、乗車券や1日フリー乗車券を買うことができます。
こんな看板もありました。夏は「ビール電車」、冬は「おでんしゃ」が走るのでしょう。名前だけでどういう電車か想像がつきます。機会があれば、乗ってみたいと思います。
運賃の支払方法
運賃は全線均一で、大人180円、小人90円です(2024.1.21時点)。前乗り、先払い、つまり、車両の前の方、運転席のある側の入り口から乗り込み、料金箱に所定の金額を入れます。1日フリー乗車券を持っている場合は、運転手に見せます。
manaca(マナカ)などの交通系ICカードが使えます。
利用できる交通系ICカードについては、このブログの「交通系ICカードで乗れる路面電車一覧」で説明しています。
路面電車に限らず、日本全国のどの交通機関で、どのカードが利用できるかについては、「交通系ICカード、自分のカードでどの電車・バスに乗れるのか一覧表で説明します」「交通系ICカード「全国相互利用サービス」で乗れる電車・バスをすべて紹介します」で説明しています。あわせてお読みください。
1日フリー乗車券
1日フリー乗車券は、大人500円、小人250円です(2024.1.21時点)。3回乗れば元が取れる計算になります。
デザインは2種類あります。窓口で買うと上、駅前電停自販機で買うと下のデザインになります。
記念に持ち帰りたければ、上がいいでしょう。下の画像は2017年に乗ったときのきっぷです。金額は変わっています(現在は500円)。
1日フリー乗車券は電車内では買えませんのでご注意ください。
窓口は「市内線営業所」と「渥美線新豊橋駅」にあります。「新豊橋駅」はJR豊橋駅に隣接しています。「新」とありますが、同じ駅と考えて大丈夫です。新幹線などでJR豊橋駅に着いた場合は、「渥美線新豊橋駅」で購入できます(少なくとも私は買えました)。現金のみで、クレジットカードや交通系ICカードで買うことはできません。
「市内線営業所」は、豊鉄市内線の「競輪場前」停留所のすぐそばにあります。旅行者が買うには不便です。
「駅前電停自販機」は豊鉄市内線の「駅前」停留所にあります。デザインに興味がなければ、ここで買うのがいちばん便利です。
運賃・きっぷ|豊鉄市内線【豊橋市内】|豊橋鉄道株式会社 |
モバイル乗車券
2021年2月22日から、
豊橋鉄道ではお手持ちのスマートフォンで、購入・決済・利用ができる「モバイル乗車券」の発売をいたします。
あらかじめお買い求めいただき、乗車時すぐに利用ができるので便利で
とのことです。
モバイル乗車券を発売いたします|最新情報・お知らせ|豊橋鉄道株式会社 |
スマホで利用できる1日乗車券です。スマホを持っていれば、どこにいても購入できますので便利です。料金は、紙と同じ大人500円、小人250円です(2022.8.15時点)。
車内の風景
車内には、行先表示用のパネルがありますが、ここにものすごくローカルな広告が掲載されていました。地元の方がよく利用されていることがわかります。
おわりに
地元の人で賑わっている電車でした。JR豊橋駅には、新幹線も止まります。東海道新幹線をちょっと途中下車して乗りに行くのも楽しいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(2017年3月・2019年11月訪問)