アメリカ・ポートランド(Portland)の路面電車(MAX)に乗ってきましたので、乗り方やきっぷの買い方などを紹介します。
ポートランドは、アメリカ北西部オレゴン州最大の都市です。路面電車をはじめとした数々の先進的な都市政策で有名です。
路面電車MAX(マックス)
ポートランドには、MAXとストリートカーの2種類の路面電車が走っています。乗り方には共通点も多いのですが、微妙に異なるところもあります。
この記事ではMAXの乗り方について説明します。ストリートカーの乗り方については、「路面電車:ポートランド・ストリートカーの乗り方」をご覧ください。
MAXとは、「METOROPOLITAN AREA EXPRESS」の略です。車体に名前を書いてある車両もありました。
路線
MAXは、ポートランドの市内と郊外を結ぶ5つの路線で構成されています(2017.9.1時点)。路線は、それぞれ色で分けられています。
- Blue Line(青)
- Green Line(緑)
- Orange Line(橙)
- Red Line(赤)
- Yellow Line(黄)
すべての路線が市の中心部を通り、そこで乗り換えることができます。どの路線も日中はほぼ15分間隔で運行されています。
このうちRed Line(赤)が、空港と市内を結んでいます。旅行者は、このRed Line(赤)から利用するケースが多いでしょう
MAXの「Air Port」停留所は、空港と直結しています。荷物の受け取りレーンがあるフロアと同じ階にあり、荷物を受け取ったらそのまま段差なしでMAXに乗り込めます。
空港の停留所を示す標識が次の画像です。
なぜ日の丸のような赤い丸があるのかと思いましたが、これがRed Line(赤)をあらわしています。
複数の路線が通る停留所では、次のようになります。
停留所から乗れる路線が色で見分けられるようになっています。
きっぷの買い方
きっぷは、停留所にある自動券売機で購入します。現金のほか、クレジットカードも利用できます。
市の中心部にあるチケットオフィスで買うこともできますが、きっぷのためにわざわざ行く必要はありません。しかし、チケットオフィスには観光案内所も併設され(逆?)、各種のパンフレットを入手したり、わからないことを尋ねることもできますので、時間に余裕があれば行ってみることをおすすめします。
きっぷの考え方は、独特です。有効期限が、区間ではなく時間で設定されています。購入時から2時間半有効です。時間内であれば、MAXだけでなく、ストリートカーやバスなど、ポートランド地域のほとんどの公共交通機関に乗ることができます。
料金は、大人2.5米ドル、小人1.25米ドルです(2017.9.1現在)。
下の画像は、自動券売機で購入したきっぷです。中心の「A」は大人(Adult)を意味しています。その下に「2.5 Hour」(2.5時間)、上部にいつまで有効であるかの時刻が印字されています。
このほか、hopカードというICカードを利用する方法もあります。また、1日乗車券もあります。1日乗車券は、大人5米ドル、小人2.5米ドルです(2017.9.1現在)。2回乗れば元が取れる計算になりますので、こちらを買ったほうがお得なケースが多いでしょう。
1日乗車券については、別の記事「ポートランドの路面電車の1日乗車券(1-Day Pass)の買い方・使い方」で説明していますので、そちらをお読みください。
乗り方
信用乗車方式です。乗降時のきっぷの確認はありません。乗り降りする扉も自由です。信用乗車については、サイトの「信用乗車方式」をご覧ください。
停留所では、扉は自動的に開きます。開かないときは、扉についているボタンを押します。
MAXはすべての停留所に停まります。降りるときの合図は不要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(2017年8月訪問)
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