最終更新日 2026年5月29日
大阪府の大阪市と堺市を走る路面電車に「阪堺電車」があります。大阪府ただひとつの路面電車です。
運賃の支払方法や、どこの扉から乗るかなど、阪堺電車の乗り方について説明します。
大阪市の「天王寺駅前」停留所と堺市の「浜寺駅前」停留所を結ぶ路線と、大阪の新世界近くの「恵美須町」停留所と「我孫子道」停留所を結ぶ路線の2系統あります。
車内に置いてあった「阪堺電車 沿線案内図」です。

起終点
電車は、原則として「天王寺駅前」停留所-「浜寺駅前」停留所間と、「恵美須町」停留所-「我孫子道」停留所間でそれぞれ運転されています。一部で路線が重なっていて、通し運賃で乗り換えることもできます。
したがって、起点・終点は、「天王寺駅前」停留所、「恵美須町」停留所、「浜寺駅前」停留所の計3か所あります。
また、途中の「我孫子道」停留所には本社と車庫があります。

「天王寺駅前」停留所
JR西日本、大阪メトロの天王寺駅、近鉄南大阪線の阿部野橋駅に隣接しています。


観光客が利用するには、もっとも便利な停留所です。
すぐ隣りに、(2023年までは日本一高い建物だった)「あべのハルカス」があります。次の写真は、「あべのハルカス」から撮ったものです。


「恵美須町」停留所
大阪メトロの恵美須町駅が近いですが、すぐではありません。乗換駅というより、大阪の観光地である通天閣の最寄り駅のイメージが強いと思います。停留所の看板は「恵美須町駅(通天閣前)」となっていて、副名に「通天閣前」が付いています。

2020年に位置が変更され、現在は1面1線のこじんまりとした停留所になっています。

以前は、3面2線の起終点らしい停留所でした。



「浜寺駅前」停留所
堺市側の(起点というより)終点です。南海本線の浜寺公園駅からすぐ(100mちょっと)です。近いのですが、連絡通路ではなくただの道路のため、雨に降られると少し面倒な距離感です。


繁華街と郊外を結ぶ路面電車のつねで、終点に近づくほど乗客が減ります。大阪市側では混雑しているのですが、だんだんと降車していき、最後はほとんど乗客がいないというイメージです。
運賃の支払方法

運賃は全線均一で、大人240円、小人120円です(2026.5.29時点)。後乗り、後払いです。車両の後方の入り口から乗り込みます。乗るときには運賃は払いません。降りるときは、車両の前方に移動し、運転席のすぐ後ろにある料金箱に所定の金額を入れて、前扉から外に出ます。1日乗車券を持っている場合は、そのときに運転手に見せます。
PiTaPa(ピタパ)などの交通系ICカードが使えます。


利用できる交通系ICカードについては、このブログの「交通系ICカードで乗れる路面電車一覧」で説明しています。

路面電車に限らず、日本全国のどの交通機関で、どのカードが利用できるかについては、「交通系ICカード、自分のカードでどの電車・バスに乗れるのか一覧表で説明します」「交通系ICカード「全国相互利用サービス」で乗れる電車・バスをすべて紹介します」で説明しています。あわせてお読みください。


1日乗車券
「全線1日フリー乗車券 てくてくきっぷ」という1日乗車券があります。大人700円、小人350円です(2026.5.29時点)。3回乗れば元が取れる計算になります。
スクラッチ方式で、購入後、運転手に見せる前に日付の部分を自分で削ります。

上の画像は私が乗ったときに使ったきっぷです。
天王寺駅前・我孫子道・浜寺駅前の各乗車券発売所などで購入できます。電車内でも買えます。
私が利用したのは、この「てくてくきっぷ」ですが、デジタル乗車券などもあり、そちらのほうが少し安いようです。詳しくは、阪堺電車のサイトをご覧ください。
| お得な割引乗車券のごあんない 阪堺電車 |
沿線の風景
沿線には有名な住吉大社があります。「住吉鳥居前」停留所からすぐです。「住吉鳥居前」停留所には、両方の系統が通っています。住吉大社では、結婚式の皆さんと遭遇しました。いまも幸せにお暮らしであろうと思います。


おわりに
最初に私が訪れた2012年(平成24年)は、ちょうど全線開通100周年で、下の写真のような表示があちこちにありました。

当時も今も車内は、観光客あり、地元の方ありで混雑していました。外国人や通学途中らしい高校生も多く乗っていました。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(2012年5月・2023年4月・2026年5月ほか訪問)
