2017年8月にアメリカで、五大ブランドのクレジットカードを使って、同時に同じ品物を買い、日本円での請求金額を比較しました。
カードごとにどのような為替レートを使用しているのか、本当のところを知りたかったので実験してみました。
使用したカードは、(日本の)五大ブランド、アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)、ダイナースクラブカード(ダイナース)、JCBカード、MasterCard(マスター)、VISAカードです(アルファベット順)。
買った品物の金額は米ドルで「10.95」、買った場所はアメリカのオレゴン州ポートランドです。オレゴン州には消費税がありませんので、米ドルでの請求金額は「$10.95」そのままです。
クレジットカードの国際ブランドについては、「クレジットカードの国際ブランドについて解説します」で説明しています。
日本円での請求金額
日本円で請求された金額は、安い順に次のとおりです。
JCB | \1,214.- |
VISA | \1,219.- |
ダイナース | \1,222.- |
マスター | \1,223.- |
アメックス | \1,224.- |
最低額と最高額の間には、ちょうど10円の差がありました。率にすると、約0.82%です。
この結果は、私がカードを使用した時点のものです。時と場所が変われば、結果は異なる可能性があります。あくまでも1回だけの結果であることをお含みおきください。
買った品物
石鹸とボディーソープのセットで、色違いの同じものを5点買いました。
買った時刻
レシートに決済時刻が記載されていました。次のとおりです。
JCB | 6:58:10 |
ダイナース | 6:58:43 |
アメックス | 6:59:18 |
マスター | 7:00:01 |
VISA | 7:00:29 |
時刻は、午後です。最初の決済から最後の決済までの所要時間は、2分19秒間でした。ほとんど同時と考えて問題ないでしょう。
買った場所
商品を買ったのは、アメリカのオレゴン州ポートランド市にある土産物店です。オレゴン産の品物を扱っていることが特徴の店で、今回買ったセットもオレゴン産です。
カード会社
使用したカードの裏面に書かれている会社名(カード発行元)は、次のとおりです。すべて私(このブログの筆者)名義のカードです。
アメックス | American Express International Inc. |
ダイナース | シティカードジャパン株式会社 |
JCB | 株式会社ジェーシービー |
マスター | 三菱UFJニコス株式会社 |
VISA | 三井住友カード株式会社 |
アメックスの会社名は英文表記ですが、日本発行のカードです。
ダイナースは、カード発行元が「シティカードジャパン株式会社」から「三井住友トラストクラブ株式会社」に変わっていますが、私のカードはまだ古いままなのでカードの表記をそのまま記載しています。
マスター(三菱UFJニコス)のカードブランドは「DCカード」です。
おわりに
思っていたより差がつきました。10ドルちょっとの買い物で、10円の差は大きいでしょう。いつも同じ結果になるとは限りませんが、ちょっとした参考にはなると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。