最終更新日 2020年10月26日
路面電車を英語表記する場合には、「ストリートカー(Streetcar)」や「トラム(Tram)」などいくつか候補があります。
国内の路面電車をどのように英語表記しているか、乗換標識などを紹介します。
外国人観光客が地方の観光地でも急増しており、外国語表記(少なくとも英語表記)の重要性が高まっています。
ストリートカー(Streetcar)
路面電車を英語で表記する場合、いちばんピンとくるのが「Streetcar」でしょう。そのため、乗換駅などにある案内表示では、「Streetcar」や「STREET CAR」と書いてあることが多いようです。
JR東海道線の豊橋駅には、下のような標識がありました。乗り換え先は、豊鉄市内線です。
下の画像は、広島駅の標識です。
さらに、岡山駅。
JR予讃線の松山駅です。
長崎電気軌道の電車一日乗車券は、英語表記で「ONE-DAY PASS for Streetcar」となっています。
トラム(Tram)
路面電車をトラム(Tram)と訳すこともできます。
下の画像は、熊本市電の停留所にある路線図です。「Kumamoto City Tram」となっています。
さきほど、駅の案内板では「Streetcar」となっていた岡山電気軌道ですが、車内の路線図では「Tramway」となっています。
鹿児島市営バス・電車・フェリーの共通利用券には、「for all Kagoshima City Bus, Tram and Ferry」と書いてあります。
鹿児島市電も「Tram」です。
ライトレール(Light Rail)
富山ライトレールは、会社名がライトレールなのでそのものずばり「LIGHT RAIL」です。
注:富山ライトレール株式会社は、2020年3月21日に富山地鉄に吸収合併され、この表記は過去のものとなりました。
そのまま
英訳せず、そのままの表記の路線も多くあります。
都電荒川線は、「Arakawa Line」です。
「Toden Arakawa Line」と表記されている場合もあります。
同じ東京を走る路面電車である東急世田谷線は「Setagaya Line」です。
江ノ電は、「Enoden Line」。
大阪の阪堺電車は、「Hankai Line」です。
富山の万葉線は、「Manyosen」。「Manyo Line」ではなく「Manyosen」であることがいっそ清清しいです。
宇都宮では
宇都宮市に新しい路面電車を建設する計画があり、もうすぐ工事が始まります。
路線が完成しないとどのような表記になるかはわかりませんが、現段階では「LRT」を使っています。
宇都宮の新しい路面電車については、サイトの「芳賀・宇都宮LRT建設計画」をご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。